ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

KINECT for Windows SDK と OpenNI の比較

KINECT for Windows SDK(公式SDK)とOpenNI(OpenNI+NITE+Sensor)の比較をしてみます。
新しい情報がでたり、バージョンが上がったりしたら、更新する予定です


更新情報

仕様

項目 公式SDK OpenNI
対応OS Windows 7(x86,x64) Windows XP, Vista, 7(それぞれx86,x64)
Windows 8 Developper Preview Windows 8 Developper Preview(個人的に確認)
Linux(Ubuntu)(x86,x64)
Mac OS
Android
開発言語 C++,C# C,C++,C#,Java
対応デバイス Kinect Xtion Pro,Xtion Pro LIVE(公式),Kinect(非公式)
商用利用 不可(別途リリース予定のアナウンスはある) 可(GPL,LGPLライセンス)
仮想マシンでの動作 ×

OpenNI自体は商用利用可能であるが、H/WとしてのKinect自体が商用利用不可であるため、OpenNI+Kinectは利用できない。OpenNI+Xtionであれば問題ない

機能

項目 公式SDK OpenNI
カメラ
カメラ解像度 1280x1024,640x480 1280x1024,640x480
距離
距離解像度 640x480 640x480
距離範囲 850mm-4,000mm 500mm-10,000mm
ユーザー認識
ユーザー認識解像度 320x240,80x60 640x480
ユーザートラッキング
ケルトントラッキングのためのポーズ 不要 OpenNI 1.4.0.2以降では不要
ユーザートラッキング 7人 ---
ケルトントラッキング 2人 ---
部分的なトラッキング ×
音声
音源方向の取得 ×
首ふり ×
ミラー機能 ×
カメラと距離のズレ補正機能
ユーザー検出、消失時の通知 ×
ラッキング開始、終了時の通知 ×
カメラ、距離の保存、再生 ×
ジェスチャー検出機能 ×
複数デバイスの操作
デバイスの挿抜検出 ×

OpenNI単体では音声および首ふりはできませんが、MSSDK-OpenNI-Birdgeを利用することで、公式SDKの機能をOpenNIと共存して利用することができようになります。