ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Apple Vision Pro のゲストモードについて

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の12日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

21日目は、Apple Vision Pro を他の人に体験してもらうための設定であるゲストモードについて紹介します。

Apple Vision Proは虹彩認証やパスコードなどいくつかの認証がかかっています。そのため、他の人に体験してもらうには、この認証を突破する必要がありますが、パスコードなどを教えることはできません。

他の人にApple Vision Proを貸して装着する時は「ゲストモード」に切り替えて、手と目の設定を行って利用を開始します。

本日はこの手順についてまとめます。

ドキュメント

support.apple.com

後日追記

まとめ

明日からは1回シリーズで「設定」についてまとめます。

明日は全体概要について、そのあとは特に重要な項目について紹介します。

  • 概要
  • 目と手のキャリブレーション
  • ペルソナ
  • 空間

Apple Vision Pro で空間写真、空間ビデオを見る・撮影する

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の11日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

11日目は、Apple Vision Pro の動作やアプリの記録で利用する、空間写真、空間ビデオについて紹介します。

ドキュメントはこちら

Apple Vision Pro での撮影、表示

support.apple.com

空間写真、空間ビデオの撮影はiPhone 16シリーズとiPhone 15 Pro / Pro Maxでもできます。

残念ながら立体的な表示はできません。

support.apple.com

撮影方法

後日追記

まとめ

明日はゲストモードについて書きます。

Apple Vision Pro で画面キャプチャ、画面録画を行う

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の10日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

10日目は、Apple Vision Pro の動作やアプリの記録で利用する、画面キャプチャ、画面録画する方法について紹介します。

ドキュメント

基本こちらを読めば大丈夫。 support.apple.com

静止画の画面キャプチャ

Apple Visoin Pro上部左右のDigital Crownとトップボタンを同時に押すことで画面のキャプチャができます。

ドキュメントを見ると「Siri、スクリーンショットを撮って」でも撮影できるのですね。いつも両手でボタンを押していたので、今後はSiriも使っていきます。

動画での画面録画

動画での画面録画の手順について説明します。

画面録画の開始

コントロールセンターを開き「ビュー録画」を選択します。3カウントが始まり、録画が開始されます。

画面録画の停止

録画の停止はコントロールセンターまたは、コントロールセンターの詳細にある録画を開始するときにも利用した「ビュー録画」を選択します。

録画が終了すると動画は写真に保存され、それを「開く」か「削除」するか、そのまま「閉じる」か選択ができます。

地味に「削除」を間違えて押すことがあるので注意してください。削除された動画は「写真」アプリの「削除された項目」にあります。

パスワード入力時について

Apple Vision Pro内でパスワードを入力する際には、動画やAirPlayの表示はモザイクがかかって入力が見えないようになっています。

注意点として、iPhoneを併用している場合にiPhoneのFace IDが効かなくなります。この時にパスコードの入力を求められますが、この入力はモザイクがかかりません。パスコードが配信、録画される可能性がありますので注意が必要です。

回避策としては、Apple Vision Proのカメラ範囲外でパスコードを入力する、Apple Watchを併用してFace IDしなくてもロックを解除する。といった方法があります。

まとめ

キャプチャは何かと使うことが多いので覚えておくと良いでしょう。

注意点として、Apple Vision Proでの録画は周囲がボケるようになっています。アプリを開発してストアに登録する際の画像は、周囲がボケていないアセットを使う必要があります。これはReality Compser ProでApple Vision Proに接続して、そちらからキャプチャや録画を行います。

詳しくはこちらを参照してください。

developer.apple.com

明日はApple Vision Pro ならではの、空間フォト、空間ビデオについてです!

Apple Vision Pro にMacのディスプレイを表示する( Mac仮想ディスプレイ )

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の9日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

9日目は、Apple Vision Pro にMacのディスプレイを表示する Mac仮想ディスプレイ について紹介します。

Mac仮想ディスプレイとは

Mac仮想ディスプレイとは

Apple Vision Pro を、自分専用の持ち運び可能な Mac の 4K ディスプレイとして使用する 機能です。

Mac仮想ディスプレイを利用することで、

  • MacのディスプレイをApple Vision Proに表示する
    • 4K, ワイド、ウルトラワイド
  • Macのキーボード、トラックパッド、マウスなどでApple Vision Proのアプリも含めて操作できる

Mac仮想ディスプレイを使うには、前提として下記の設定を行います(ドキュメントより引用)。

  • 同じ Apple Account で両方のデバイスにサインインし、アカウントで 2 ファクタ認証をオンにします。
  • 両方のデバイスで iCloud キーチェーンをオンにします。Mac では、「システム設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」の順に選択し、「この Mac を同期」をオンにします。Apple Vision Pro では、「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」の順に選択し、「この Apple Vision Pro を同期」をオンにします。
  • 両方のデバイスで Wi-Fi と Bluetooth をオンにします。

support.apple.com

「パスワードとキーチェーン」は何らかのタイミングでOFFになり自分もハマったので、原因不明で接続ができない場合は念のため確認してみてください。

Mac仮想ディスプレイの接続手順

コントロールセンターの手前の画面から「Mac仮想ディスプレイ」を選択します。

接続が可能なMacの一覧が表示されるので選択します。

Macが仮想ディスプレイとして表示されます。

接続ができない状態の時は次のような画面になります。接続の前提設定を確認してください。

モードと解像度

仮想ディスプレイのモードごとの規定の解像度は次の通りです。解像度は設定からさらに高いものへ変更も可能です。

  • 標準: 2560x1440
  • ワイド: 3360x1440
  • ウルトラワイド: 5120x1440

標準

ワイド

ウルトラワイド

MacのキーボードなどでApple Vision Proのアプリを操作する

Mac仮想ディスプレイの状態では、Macのキーボードやトラックパッドを仮想ディスプレイの領域を超えて利用できます。これによってApple Vision Pro用のアプリの操作も可能になります。

まとめ

Mac仮想ディスプレイを利用することで、職場でも自宅でも移動中でも大きなスクリーンで作業できます。接続中はMacの画面は非表示になるので、覗き込まれる心配もありません。

ちなみに、この記事はこんな感じで書いてますw

明日は「画面キャプチャ、画面録画」の予定です!

Apple Vision Pro と他のApple製品間でファイルを共有する( AirDrop )

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の8日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

8日目は、Apple Vision Pro と他のApple製品間でファイルをAirDropで共有する方法について記載します。

AirDropとは

AirDropとは近くにあるApple製品同士でファイルの送受信ができる機能です。

画像やテキスト/URL、3D モデルファイルなどを手軽にやり取りできます。

AirDropはBluetoothとWi-Fiが有効な状態で使用してください。

support.apple.com

他のAppleデバイスからApple Vision Proにファイルを送る

Apple Vision Pro側でAirDropを有効にします。

規定では連絡先に入っている人からのみ受信可能になっています。

全ての人からのファイルを受信するには設定を変更します。

設定アプリの「一般 → AirDrop」から「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」を選択します。

この状態で他のAppleデバイスからAirDropで送信すると、Apple Vision Proの画面上部にAirDropのアイコンが表示されるので、注視してタップします。

自分のApple ID以外のデバイスから送信された場合には、ファイルを受け取るか聞かれるので、受け取る場合には「受け入れる」または「ダウンロードに保存」を選択します。

写真の場合は「受け入れる」を選択すると写真アプリに、それ以外のファイルの場合は「ダウンロードに保存」を選択するとファイルアプリにそれぞれ保存されます。

ここでは写真を送ったので「受け入れる」を選択し、受信が完了すると画像が表示されます。

AirDrop設定のショートカット

AirDropの「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」の設定について、コントロールセンターに設定を追加することが可能です。

規定のコントロールセンターは次の図のようになっています。

AirDropの設定を追加すると、次の図のようにボタンが追加され、ここから受信設定ができます。

この設定は設定アプリのコントロールセンターから「含まれているコントロール」にAirDropを追加されることで変更できます。

そのほかにもいくつかの項目についてコントロールセンターにショートカットを追加できます。

コントロールセンターからのAirDrop設定で同じように変更ができます。

3Dモデルファイルを受け取る

Apple Vision Proは3Dモデルを立体的に取り扱うことができるので、3Dモデルファイルを受け取って表示してみましょう。

クイックルックギャラリーのようなサイトからファイルを取り出すこともできますが、iPhone 16 ProなどLiDARセンサーが搭載されているiPhoneやiPadを持っている場合には、自分で周囲のモノを3DスキャンしてApple Vision Proで見てみまよう。 クイックルックギャラリー - 拡張現実 - Apple Developer

ここでは無料の3DスキャンアプリであるScaniverseを利用します。

Scaniverse - 3D Scanner

Scaniverse - 3D Scanner

  • Toolbox AI
  • 写真/ビデオ
  • 無料
apps.apple.com

ScaniverseのMeshモードでスキャンしたモデルを開き「SHARE → Export Model → USDZ」と選択します。

USDZはAppleデバイス共通で扱える3Dファイル形式です。

同じようにAirDropでApple Vision Proに転送すると、3Dとして表示されます。

LiDARセンサーは実際のサイズで3Dスキャンするため、転送された3Dモデルはスキャンした現実のものと同じサイズになります。

Apple Vision Proから他のAppleデバイスへファイルを送る

これは今までの逆の操作になります。

受信する側のAppleデバイスでAirDropの設定を行い、Apple Vision ProからファイルなどをAirDropで共有します。

まとめ

Apple Vision ProはAppleエコシステムに入っているため、ファイルの共有もAirDropで簡単に行うことができます。

ファイルの共有は他のAppleデバイスと同じなので、AirDropに限らずSlackへのファイルアップロードや、他のオンラインストレージへのアップロードなど、さまざまな方法でファイルを送受信することができます。

明日はMacのディスプレイをApple Vision Proに持ってくる、Mac仮想ディスプレイを紹介します。

Apple Vision Pro の視界を他の人と共有する( AirPlay )

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の7日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

7日目は、Apple Vision Pro で見ている映像を他の人も見られるように共有するAirPlayの方法について記載します。

Apple Vision Pro を一人で使う分には不要ですが、他の人にも様子を見てもらう、他の人にも体験してもらう場合、状況を外から知るために Apple Vision Pro で見ている映像を共有したくなります。

ここではその方法をAirPlayを使って実現します。

ちなみに、体験会などでAirPlayしてると、それで満足する人もいますが、共有された映像と装着した体験は全く異なりますので、ちゃんと装着して体験しましょう。

こんな感じ

これはiPhoneにAirPlayした映像のスクリーンショットです。

Apple Vision Proで表示されている映像がそのまま送信されます。

AirPlayの出力先

Apple Vision Pro からAirPlayで共有できるのは下記になります。

  • iPhone
  • iPad
  • Mac
  • Apple TV
  • Apple Vision Pro

共有先のデバイスから、さらにディスプレイやプロジェクターなどへ接続することで大きな画面で共有することも可能です。

なお、visionOS 2からApple Vision ProでAirPlayを受けられるようになったので、Apple Vision ProからApple Vision ProにAirPlayできるようになるのですが、使い所はわかりませんw

iPhone/iPadの設定

MacとApple TVは基本設定でAirPlayを受けられますが、iPhone/iPadはOSバージョンが17以降で設定で有効にした場合にApple Vision ProのAirPlayのみ受けられます。

設定アプリで「一般 → AirPlayと連携」を開きます。

  • 「AirPlayレシーバー」をONにする
  • 「AirPlayを許可」を設定
    • 「現在のユーザー」の場合は、同一のApple IDのデバイスのみ受けられるようになります
    • 「全てのユーザー」の場合は、どのApple IDのデバイスからも受けられるようになります

必要に応じてパスワードの設定も可能です。

Apple Vision Pro からAirPlayで接続する

Apple Vision Pro からAirPlayで接続するには、コントロールセンターから「ビューミラーリング」を選択します。

少し手順があるので、順番に見ていきましょう。

最初の手のひらのメニューアイコンの表示から手の甲に回転させてタップします。

一番左のコントロールセンターをタップします。

下のアイコンになる「ビューミラーリング」を選択します。

AirPlayの接続先を選択します。 接続先がiPhone/iPadでApple IDが異なる場合などはiPhone/iPad側で接続許可やPINの入力を求められる場合があります。

音の出力先が規定でAirPlayの接続先になります。多くの場合、Apple Vision Pro(体験者)側に音を出したいので、出力先を「スピーカー」にすることを忘れずに。

これで選択したデバイスにAirPlayされます。

まとめ

このようにAirPlayで簡単にApple Vision Proの体験映像を他の人にも見てもらうことができます。

明日はファイルの転送「AirDrop」について書きます。

Apple Vision Pro 用のケースについて

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の6日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

6日目は、Apple Vision Pro 用のケースについてについて。

ケースはApple製、サードパーティー製含めて、いろいろ発売されてますね。

その中から個人、会社で使っているケース、使ったことはないけれど良さそうなケースをご紹介します。

好みや持ち運び方によっても変わりますね。

Apple の純正ケース

まずは Apple の純正ケースです。

質感もよく、容量も大きいのでアクセサリーも全て入ります。

アクセサリーポーチが巾着なのが個人的には好みですw

ただし、高いです。

34,800円(税込)です。

公式のケースが欲しい場合には。というところでしょうか。

www.apple.com

個人として使っているケース

個人の Apple Vision Pro 用に使っているケースはこちらです。

1万円ちょいとそれなりにしますが、公式に比べると安いのでw

6月の日本発売時に合わせて購入しました。

いろいろなケースの中でオシャレだったのが決め手でした。

ただ、割と嵩張るので、ちょっと小さいのに変えようかなーと思ってます。

会社のApple Vision Pro で使っているケース

6台分が必要だったので、いろいろと買ってみました。

貸し出し分もあるので全ての写真はないですが。

この3つはほぼ同じような形状です。

個人的には一番上が薄く気に入ってます。

こちらは記憶は薄いですが、特に問題なかったと思います。

実物を見てないけど気になるケースたち

これらは実物は見てませんが、気になるケースたちです。

主に小さく収納できるものです。

www.apple.com

Shield Case for Apple Vision Pro | USA Made | WaterField Designs

まとめ

ケースは実物見て決めたいですが、そういう機会も少ないのが難点ですね。

安くはないですが、試しながら良いケースを探していきましょう。

明日から少し実践的な内容として、AirPlayを使った画面共有をご紹介する予定です。