Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の8日目です。
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8日目は、Apple Vision Pro と他のApple製品間でファイルをAirDropで共有する方法について記載します。
AirDropとは
AirDropとは近くにあるApple製品同士でファイルの送受信ができる機能です。
画像やテキスト/URL、3D モデルファイルなどを手軽にやり取りできます。
AirDropはBluetoothとWi-Fiが有効な状態で使用してください。
support.apple.com
他のAppleデバイスからApple Vision Proにファイルを送る
Apple Vision Pro側でAirDropを有効にします。
規定では連絡先に入っている人からのみ受信可能になっています。
全ての人からのファイルを受信するには設定を変更します。
設定アプリの「一般 → AirDrop」から「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」を選択します。
この状態で他のAppleデバイスからAirDropで送信すると、Apple Vision Proの画面上部にAirDropのアイコンが表示されるので、注視してタップします。
自分のApple ID以外のデバイスから送信された場合には、ファイルを受け取るか聞かれるので、受け取る場合には「受け入れる」または「ダウンロードに保存」を選択します。
写真の場合は「受け入れる」を選択すると写真アプリに、それ以外のファイルの場合は「ダウンロードに保存」を選択するとファイルアプリにそれぞれ保存されます。
ここでは写真を送ったので「受け入れる」を選択し、受信が完了すると画像が表示されます。
AirDrop設定のショートカット
AirDropの「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」の設定について、コントロールセンターに設定を追加することが可能です。
規定のコントロールセンターは次の図のようになっています。
AirDropの設定を追加すると、次の図のようにボタンが追加され、ここから受信設定ができます。
この設定は設定アプリのコントロールセンターから「含まれているコントロール」にAirDropを追加されることで変更できます。
そのほかにもいくつかの項目についてコントロールセンターにショートカットを追加できます。
コントロールセンターからのAirDrop設定で同じように変更ができます。
3Dモデルファイルを受け取る
Apple Vision Proは3Dモデルを立体的に取り扱うことができるので、3Dモデルファイルを受け取って表示してみましょう。
クイックルックギャラリーのようなサイトからファイルを取り出すこともできますが、iPhone 16 ProなどLiDARセンサーが搭載されているiPhoneやiPadを持っている場合には、自分で周囲のモノを3DスキャンしてApple Vision Proで見てみまよう。
クイックルックギャラリー - 拡張現実 - Apple Developer
ここでは無料の3DスキャンアプリであるScaniverseを利用します。
apps.apple.com
ScaniverseのMeshモードでスキャンしたモデルを開き「SHARE → Export Model → USDZ」と選択します。
USDZはAppleデバイス共通で扱える3Dファイル形式です。
同じようにAirDropでApple Vision Proに転送すると、3Dとして表示されます。
LiDARセンサーは実際のサイズで3Dスキャンするため、転送された3Dモデルはスキャンした現実のものと同じサイズになります。
Apple Vision Proから他のAppleデバイスへファイルを送る
これは今までの逆の操作になります。
受信する側のAppleデバイスでAirDropの設定を行い、Apple Vision ProからファイルなどをAirDropで共有します。
まとめ
Apple Vision ProはAppleエコシステムに入っているため、ファイルの共有もAirDropで簡単に行うことができます。
ファイルの共有は他のAppleデバイスと同じなので、AirDropに限らずSlackへのファイルアップロードや、他のオンラインストレージへのアップロードなど、さまざまな方法でファイルを送受信することができます。
明日はMacのディスプレイをApple Vision Proに持ってくる、Mac仮想ディスプレイを紹介します。