ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

2020年のふりかえり

こちらは個人のふりかえり。

会社のふりかえりはこちら。

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肩書

今年は肩書がふえました。「XR コンソーシアム理事」と「Microsoft Reginal Director」の2つです。

自分のできること、得意なことを考えると、こういう活動ができるのがいいのかなと思っています。

会社としてもMixed Reality Partner ProgramでGoldの認定をいただけたので、業界的にそういう立ち位置で見られるんだということで、それに見合った動き方ができるようには心がけています。

執筆・登壇

執筆としては「HoloLens 2入門」を出版しました。

開発ではなく利用に向けた本で、いまの状況から見ても本はこちら側でよかったと思っています。開発については変化が早いこと、公式ドキュメントが充実していることからなかなか悩ましいところです。継続的なアップロードができる環境であれば。という感じでしょうか。

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登壇はHoloLens以外のところを意識的に増やしました。

HoloLensに関しては立場的なところで出ることが多くなりました。それ以外のところは必要な時だけ出るようにしています。

開発プロセスとしてRSGT2020から始まり、Agile Fest Osaka、Agile Tech EXPOと年間通して関わることができました。この一年でやっと自分の中で腹落ちしてきた感があります。

speakerdeck.com

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ほかにPower Platformに注力しています。ここで作ったベースは引き続き取り組んでおり、一部はテストながらもお客さん環境でも稼働するようになりました。

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この辺りはXR Kaigiの講演動画を見てもらえるといいのかなと思います。

www.youtube.com

だいぶ総力戦感が出てきて、まぁ大変って感じはありますが、それはそれで楽しいのでまぁいいかなという感じです。

コロナ禍で会社をフルリモートにしたので開発時間が増えたのがうれしいところです。

去年のふりかえり

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HoloLensからAzure IoT Hub経由でPower BIのレポートを出してみた

温度センサーはOmron 2JCIE-BU01。このデータをアドバタイズパケットでHoloLens 2で取得、HoloLens 2からAzure IoT Hubにデータを送信しています。Azure IoT HubからはStream Analytics経由でPower BIに入れています。

元のドキュメントはこちら。

docs.microsoft.com

センサーデバイス

ここではHoloLens 2にUSBで接続していますが、アドバタイズパケットで取得しているためセンサーの電源取得のみです。またアドバタイズパケットのため接続不要でデータを取り込んでいます。

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Microsoft MVPを再受賞しました & RD(Regional Director)に就任しました

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Microsoft MVPを再受賞しました。

今年はもう一つ増えて、 Microsoft Regional Director(RD) を拝命しました。

MVPが技術的なアウトプットやフィードバックに対して、RDはビジネス的なアプトプットやフィードバックを求められる位置になります。 RDもMVP同様に個人につくのですが、ビジネス的なので個人では無理で会社ありきと思ってます。

会社で認定されているMRPP(Mixed Reality Partner Program)と合わせて、個人と会社での、技術とビジネスのアウトプットについて、評価と期待をされていると認識してます。

まぁ肩書が増えてもやることは変わらないので、粛々とHoloLens 2の実運用に向けて進んでいきます。

書籍「HoloLens 2 入門」を書きました(個人編)

ユーザー向けの入門として書籍「HoloLens 2 入門」を書きました。

6/18発売です。

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カバー

書籍の内容については会社ブログのほうにまとめたので、こちらは個人的なことを。

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前提としては下記になります。

読者の対象は企業のユーザーさんを想定しているため、HoloLens 2の概要、事例、セットアップ、運用、アプリの使い方が中心です。アプリ開発に関する要素はありません。

動機

2017年に日本でHoloLens 1がリリースされました。この時はなんとなく会社を作ったほうがいい雰囲気から会社を作って、どうなるかもよくわからない状況でした。2017年、2018年と徐々に方向性が見えてきたところでの2019年のHoloLens 1ディスコン。HoloLens 2が2019年の後半にでることだけが見えている状況で、HoloLens 1がうまく適用できるところからHoloLens 2への準備を着々としていました。

2019年の後半にHoloLens 2の販売が開始され、ユーザーが手に取る機会が増えました。HoloLens 2から始めて触れるユーザーも多くいて、それが今後も増えていくということから、書籍はユーザー向けとしました。本の賞味期限としても、HoloLens 2リリース後すぐであれば、仮にHoloLens 3がでるとしても数年は使うことができます。それまでにHoloLens 2のユーザーをできるかぎり増やすことが自分の仕事と考えています。

開発向けに関しては、書籍の初版が2000-3000部とすると、それだけのHoloLensアプリ開発者がいるかというとNoでしょうし、ユーザーが増えて様々使ってもらうことによって、ユーザーのやりたいことが増え、結果的に開発者が必要になってくる状況になるといいなと思っています。

また、開発者向けの場合、日ごと変わっていくUnityやMRTKに対して、どのような内容がいいのかというのが正直見えていません。昨今のように日々変わっていく状況では、物理的な書籍よりもWebや動画のほうがいいのかなとも思います。とはいえ、書籍のほうが広がり、認知度などの面でよいこともわかっているので、うまい方法があればやってみたいです。

内容について

今回は社内や宮浦さん、森さんにだいぶ叩いてもらいましたので、だいぶ読みやすいと思います。内容、構成などもだいぶ手入れをしてもらってるのですが、書いてるのは自分なのでそのあたりはご了承ください。

HoloLensが広まるにつれ、HoloLens外での要素が増えてきます。セットアップや運用、さまざまな用途など。薄く紹介のプロビジョニングパッケージ、MDM(Intune)。アプリからのDynamics 365、言葉だけの紹介になっていますがPower Platform。範囲がいつのまにか大きく広がっていて、それぞれを適切に使い分けながら、ユーザーに合わせた環境を作ることが大切になってきます。

いろいろと書き足りなかったところ、新しい情報などは会社のブログに追記していきます。前書きからリンク集にはアクセスできるようになっているので、そこをポータルにしようと思います。

2019年のふりかえり

ここでは個人のふりかえり

会社のふりかえりはこちら blog.hololab.co.jp

大体の発表が会社に紐づいているのでこちらに残すことが少ないのですが、 2019年は Microsoft de:code, Unite 2019, XR Kaigi, Microsoft Ignite Tour Tokyoといった大きなイベントで登壇することができました。

まぁ引き続きHoloLensなんですが、Azure Kinet が3月に日本でも発売開始になるので、こちらをぼちぼちまとめていこうかと思います。

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HoloLens 2については、HoloLensというよりはMRTKで差分くらいなのでちょっとどうなんだろう(HoloLens 2用にまとめなおすのはアリかもしれないけど)

会社の方はだいぶお任せできるようになってきたので、2020年は開発の時間を増やしたいところです。結果的に2018年のふりかえりに書いてたオフロードはおおよそできている状態になったかなと。

2020年の目標としては、手を動かす時間を増やすことになります。また新しいものがたくさん出てくるので、それにちゃんとついていかないと。

ふりかえり集

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「Azure Kinect DK触ってみる会」を開催しました

2019/7/27(土) 「Azure Kinect DK触ってみる会」 を開催しました。

イベントページはこちら

tmcn.connpass.com

当日のまとめはこちら

togetter.com

ホロラボで5台調達できて色々触っていたのですが、Twitter見てると見てみたい、触ってみたい方が多かったので急遽開催してみました。

デザイニウムでも3台調達できたでので、7人の開発は1人1台+見学用に1台という、この時期で豪華な買いになりました。スタッフ含めてご協力いただいた方に感謝します。

Kinect v2までのゲームコントローラーからブランディングを変えたことで、いままでHoloLensを扱っていたお客さんも興味を持ってくれるようになりました。Kinect v2も最後のほうは産業用途が増えていたので、HoloLens 2と同様にいい場所に配置されたのではないかと思っています。

Azure Kinect DKの複数台外部同期(External Sync)の手順

Azure Kinect DKには複数台のシャッターを同期させるExternal Sync(外部同期)という機能があります。Azure Kinect DKのPVにも複数台をつなげる描写があるので、複数台を使った空間スキャンのシナリオが考慮されていることがわかります。

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このエントリでは外部同期の手順について解説します。

ドキュメントはこちら

シリーズリンク

概要

外部同期は複数台のAzure Kinect DKをオーディオケーブルで接続し、Depthのシャッターを同時に切ることができます。これによって複数台のAzure Kinect DKで同一タイムスタンプのDepth、IRのデータが生成されるので、同じタイミングでの空間スキャンができます。また、タイムスタンプが同一なので、それぞれのデータをクラウドにアップして後処理するなどの利用が考えられます。

ポイントは下記になります

  • タイムスタンプが同期されるのはDepthとIRのみ、ColorとIMUは完全に同期しない。
  • 同期するAzure Kinect DKのファームウェアは同じバージョンを使用すること。
  • 同期はAzure Kinect DK同士で行っているので、同期する複数のAzure Kinect DKが1PCに接続されている必要はない(別々のPCでも同期する)。
  • 同期は10m以下の3.5mmのオーディオケーブル(モノラルでもステレオでもOK)を使用する。
    • ヘッドフォンのスプリッタでケーブルを分岐させてもOK。
    • Azure Kinect DKは1台のマスターと1台以上のスレーブから構成される。
    • スレーブは8台まで、マスターを含めて9台までは動作が確認されている。
    • Azure Kinect DKはスレーブから起動し、最後にマスターを起動する。
    • マスターのAzure Kinect DKはOutからスレーブのInに接続する。
      • マスターのInには接続しない。
      • 3台以上を同期する場合にはスレーブのOutから次のスレーブのInに接続。
      • または、マスターのOutを分岐してスレーブのInに接続する。

なお、オーディオケーブルを接続する場所は付属のドライバでネジを外し、ケースを外すと出てきます(めんどくさい)。

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Azure Kinect Viewerを使用した外部同期の手順

Azure Kinect Viewerを使用しても外部同期を行うことができます。

デバイスを開き、ケーブルの状態を確認します。

  1. Inが接続されているAzure Kinect DKをSubに設定しStartします。Sub側のAzure Kinect DKはMasterがStartすると動作を開始します。
  2. Outが接続されているAzure Kinect DKはMasterに設定して最後にStartします。

Azure Kinect Viewerでの表示

  • マスター(Master)
    • f:id:kaorun55:20190719234327p:plain
  • スレーブ(Sub)
    • f:id:kaorun55:20190719234425p:plain

起動してしばらくするとDepthのタイムスタンプが同じ値になります。

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3台以上の接続

4台までの接続は確認しています。

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スプリッタは2分岐でも5分岐でも動作しました。

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使用したケーブルやスプリッタ

ケーブル(5m/10m)

サンワサプライ オーディオケーブル 5.0m ブラック KM-A2-50K2

サンワサプライ オーディオケーブル 5.0m ブラック KM-A2-50K2

分岐

まとめ

外部同期することでセンサーデータの同期の保証や後処理が可能になります。

ケーブルの取り回しが大変ですが、複数台のAzure Kinect DKを使う場合には導入を検討してみてください。