Kinect for Windows が発売されてから3か月がたとうとしていますが、TLを見る限りOpenNIとavin2のドライバでは動作していないようです。
僕自身、OpenNIの場合はXtionで動かすことにしているので支障はないのですが、いままでのOpenNIの資産やNITE(ジェスチャーライブラリ)が使えるとKinectの幅も広がるなぁと思っていたりはします。
以前、Kinect for Windows SDK Betaのときに @tomoto335 さんが作ってくれた「kinect-mssdk-openni-bridge」ですが、このたびV1.0用にリリースしていただくことができました!(パチパチパチ)
tomotoさん、ありがとうございます!
kinect-mssdk-openni-bridge の特長
- Windows 7 限定(Kinect for Windows SDKの制約)
- OpenNIからKinect for Windows SDK を利用してKinect for Windowsにアクセスする
- RGB/Depth/Player/Skeletonが取得できる(Nearモードも!!)
- 音源方向が取得できる
- チルトモーターの制御ができる
- 使用している INuiSensor が取得できる
- OpenNIおよびNITEが利用できる(ジェスチャーが認識できる!!)
- ライセンス上も問題ないはず(自己責任で)
5月末に Kinect for Windows SDK V1.5 のアナウンスが出てはいますが、現状Nearモードでスケルトンやジェスチャーが取得できる唯一の手段だと思います。
おそらくNearモードのDepthからNITEのエンジンで検出しているため、このような結果になっているのかと思います。
#デブサミで使った、NITEのジェスチャーでパワポ操作するアプリも Kinect for Windows で動きましたw
必要なもの
環境の作り方を簡単に解説しますが、既存の環境を上書きする可能性があるため、自己責任でお試しください。
それぞれダウンロード、インストールし、Kinect for Windowsを接続した状態で、OpenNIおよびNITEのサンプルが動作すればOKです
- Kinect for Windows
- Kinect for Windows SDK
- OpenNI
- ここからOpenNI Packageをダウンロードインストールしてください
- 既存のOpenNI環境は上書きします
- ドライバはXtion用のものが入ります
- kinect-mssdk-openni-bridge