ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Kinect for Windows を OpenNI で使う(Windows 7 限定)

Kinect for Windows が発売されてから3か月がたとうとしていますが、TLを見る限りOpenNIとavin2のドライバでは動作していないようです。
僕自身、OpenNIの場合はXtionで動かすことにしているので支障はないのですが、いままでのOpenNIの資産やNITE(ジェスチャーライブラリ)が使えるとKinectの幅も広がるなぁと思っていたりはします。

以前、Kinect for Windows SDK Betaのときに @ さんが作ってくれた「kinect-mssdk-openni-bridge」ですが、このたびV1.0用にリリースしていただくことができました!(パチパチパチ)
tomotoさん、ありがとうございます!

kinect-mssdk-openni-bridge の特長

  • Windows 7 限定(Kinect for Windows SDKの制約)
  • OpenNIからKinect for Windows SDK を利用してKinect for Windowsにアクセスする
  • RGB/Depth/Player/Skeletonが取得できる(Nearモードも!!)
  • 音源方向が取得できる
  • チルトモーターの制御ができる
  • 使用している INuiSensor が取得できる
  • OpenNIおよびNITEが利用できる(ジェスチャーが認識できる!!)
  • ライセンス上も問題ないはず(自己責任で)

5月末に Kinect for Windows SDK V1.5 のアナウンスが出てはいますが、現状Nearモードでスケルトンやジェスチャーが取得できる唯一の手段だと思います。
おそらくNearモードのDepthからNITEのエンジンで検出しているため、このような結果になっているのかと思います。
#デブサミで使った、NITEのジェスチャーでパワポ操作するアプリも Kinect for Windows で動きましたw

必要なもの

環境の作り方を簡単に解説しますが、既存の環境を上書きする可能性があるため、自己責任でお試しください。
それぞれダウンロード、インストールし、Kinect for Windowsを接続した状態で、OpenNIおよびNITEのサンプルが動作すればOKです