RealSenseの中距離タイプであるR200をUnityで使うときに、顔を使おうとすると初期化でエラーになります。SDKのバージョンはR4です。
これはR200の顔機能では「顔の向き」および「表情」が利用できないのですが、Unityプラグインが「顔の向き」および「表情」を有効にしているためです。
この2つを無効にすることで、Unity上でR200の顔機能を使えるようになります。
顔だけのサンプルが入っていないので、上記のように顔の特徴点を表示するものを作りました。
こちらの「RealSenseR200Unity」以下がプロジェクトになります。
コードの変更点
プラグインを入れたあとに「RSUnityToolkit\Internals\RealSenseInput」にある「SenseToolkitManager.cs」を変更します。
Unityに限らず、faceConfigurationを使う場合、pose.isEnabledは明示的にfalseにする必要があります。
顔の向きを無効にする
faceConfiguration.pose.isEnabled = true;を
faceConfiguration.pose.isEnabled = false;に
表情を無効にする
ExpressionsConfigurationを使っている部分をコメント化(または削除)する。
// R200では表情は未サポート
//PXCMFaceConfiguration.ExpressionsConfiguration expressionConfig = faceConfiguration.QueryExpressions();
//expressionConfig.Enable();
//expressionConfig.EnableAllExpressions();
周辺のコード
R200の概要情報
R200の全体感はこちらをご覧ください。