最終更新:2016/06/07
概要
インテル社が進めている3D Depthセンサー。基本的にはPCに内蔵した形での利用を想定。現状でもF200タイプの全面センサー内蔵PCがいくつか発売されている。
開発の際には外付けの開発キットを購入することでも、RealSenseを利用したアプリケーションを開発できる。
インテル RealSense カメラ(開発キット)
SR300
- 購入先:Intel®RealSense™ Developer Kit featuring SR300 - Intel® RealSense™ Developer Kits
- 2016Q1に公開予定
- 機能的にはF200相当
F200とSR300の比較について
R200
- 購入先:Intel® RealSense™ Developer Kit for Tablets R200
- 中距離用(屋内:50-400cm、屋外:未確認)
- 屋外で利用可(太陽の下であまり取れなかった)
- 主に空間を認識する
- USB 3.0
画像は https://software.intel.com/en-us/articles/intel-realsense-data-ranges より引用
「Intel RealSense Robotic Development Kit」という、ロボット向けにAtomの載った基盤とR200のセットがプレオーダーされている(2016年6月発送予定)
R200は処理が軽いため、Atomでも動作する(後述)
F200
- 購入先:Intel® RealSense™ Developer Kit
- 近距離用(20-120cm)
- 主にユーザーの動き(顔や手を認識する)
- USB 3.0
- SR300のリリースにともない、発売終了した模様(上記リンク先がSR300になっている)
比較
- Intel® RealSense™ Data Ranges | Intel® Developer Zone
-
RealSense - Get Started with RealSense Technology | Intel® Developer Zone
インテル RealSense SDK
ダウンロードページ
持っているカメラのDCM(Depth Camera Manager)、インテル RealSense SDKをダウンロードします。
以前のバージョン
インストール順序
- RealSenseカメラをPCに接続する
- DCM(Depth Camera Manager)をインストールする
- インテル RealSense SDKをインストールする
サポート環境
OS
- Windows 10(SR300はWindows 10 TH2以降のみ)
- Windows 8.1
- (公式ではないが)librealsenseを使うことでWindows,Mac OS X,LinuxのクロスプラットフォームでRealSenseを利用出来る。
開発環境
- Visual Studio 2010以降
- .NET Framework 4.0(C#)
- Unity Pro 4.1.0以降(Unity 5 Personalで動作する)
- Processing 2.1.2以降
- Java JDK 1.7.0.11以降
- JavaScript(Internet Explorer 11以降 Microsoft Edge 20以降 Chrome 42以降、 Firefox 37以降)
- OpenCL 1.2以降(R200のみ)
更新履歴
2016 R2(v10.0) 2016/06/07 更新
- リリースノート
- APIの機能追加(リリースノートを参照)
2016 R1(v8.0) 2016/02/24 更新
- リリースノート
- APIの機能追加(リリースノートを参照)
- R200のDCM更新にともない、R200のUWP対応
R5(v7.0) 2015/12/02 更新
- リリースノート
- SR300への対応
- SR300のUWP(Universal Windows Platform)対応
- Person Trackingの追加(R200)
R4(v6.0) 2015/08/01更新
- リリースノート
- 視線検出機能の追加(F200)
- Enhanced Photography(R200)
- Windows 10 RTM対応
- Visual Studio 2015対応
- ブラウザサポート(Microsoft Edge含む)
視線検出
特記事項
ニュース
2016/10/07更新
RealSense SR300相当カメラの国内販売開始
2016/08/24更新
RealSenseの次期版、スティック型PC型RealSenseカメラ、VRデバイスの「Project Alloy」など。
2016/04/20更新
2016年の後半にスティック型PCにRealSenseカメラ(F200?)を統合したPCを出すらしい。
2016/01/25更新
クロスプラットフォーム(Windows,Max OS X,Linux)でIntel RealSenseが使えるライブラリ
Intel RealSesenハッカソンが開催されました。
2015/08/24更新
IDFまわりまとめました。
2015/08/20更新
インテル社主催のソフトウェアコンテスト
Intel® RealSense™ App Challenge 2014
Intel® Perceptual Computing 2013
開発事例
順次公開
技術デモ
Windows Hello
3Dスキャン
Unity
情報源
Intel RealSense SDKセンサープログラミング
- 作者: 中村薫,前本知志,斎藤裕佑,谷口直嗣,初音玲
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/05/12
- メディア: 大型本
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Atom CPUでの動作検証
librealsenseでAtom CPUの載ったスティックPCで動作させた。
Atom x5-Z8300,Windows 10 32bit。
Intel Compute Stick スティック型コンピューター Windows 10 Home インテルAtom x5-Z8300 プロセッサー 搭載モデル BOXSTK1AW32SCR
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2016/02/10
- メディア: Personal Computers
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librealsenseのトリーム表示で、R200で60FPS、SR300で50FPS弱で動作する(ただし、手元の環境では不安定でPCごと落ちる)。
Vivo Stick
Atom x5-Z8350,Windows 10 64bit。
Kinect v2も動作する(15FPS程度)。
librealsenseのストリーム表示で、R200で60FPS、SR300で50FPS弱で動作する。