ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Intel RealSense SDKをUnityで使う

先日Intel RealSense SDKがリリースされ、RealSense用センサー内蔵のPCの発売も発表されました。先にも書いた通り、RealSesne SDKの一部の機能(RGBカメラや顔検出、音声関連機能)は専用のDepthカメラがなくても使用することができます。

 

Unity用のパッケージも用意されているため、その設定手順について書いていきます。

 

RealSesne SDKをインストールすると、インストールフォルダ(C:\Program Files (x86)\Intel\RSSDK)以下「framework\Unity」に「RSUnityToolkit.unitypackage」が配置されます。これがUnity用のパッケージです。

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これをインポートします。

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するとコードにエラーがいくつか出るので、エディターで編集します。

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音声認識について、どのエンジンを使うかという選択で(おそらく文字コード)エラーが出ています。R2では英語の音声認識エンジンのみの対応なので、他の言語はざっくり消してしまいます。

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これでエラーはなくなりました。

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 付属のサンプルはDepthを使うものばかりなのでRGBカメラの画像を表示するサンプルを作ってみます。

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HierarchyにQuadを追加し、ScaleをX=-4、Y=-3にします(4:3の画像なので。あと、X,Yで反転させる)。Main Cameraを適当な位置に移動します。

「Assets\RSUnityToolkit\Internals\Materials」にある「UnlitMat」と「Assets\RSUnityToolkit\Internals\Actions Utils」にある「DrawImages」をQuadに追加します。

これを実行するとWebカメラの画像が表示できます。

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SDKの使い方はDrawImages.csを見ればなんとなくわかると思います。SenseToolkitManagerクラスが全体を統括していて、その下にカメラ画像や顔検出などの機能が入っています。