XYZプリンティング社がリリースしたハンドヘルド(手持ち)の3Dスキャナーが届きました。
XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー (Windows 8.1以上/USB 3.0) 3SH10XJP00F
- 出版社/メーカー: XYZプリンティング
- 発売日: 2015/11/10
- メディア: その他
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手持ちの3Dスキャナーはいくつか種類がありますが、このスキャナーはインテルRealSenseが入っていること、価格が2万2800円(税込)というところがポイントになります。これまでハンディ3Dスキャナーだと、ここまでの値段のものはありませんでした。
XYZプリンティング社ということで、3Dプリンターとも簡単に連携できます。
RealSenseでの3DスキャンとXYZプリンティング社の3Dプリンターについては、こちらの記事もご覧ください。
仕様など
システム、ハードウェア要件
- Windows 8.1以上
- 第4世代インテル Core i5 プロセッサー以降
- USB 3.0接続
- 4GB RAM
ハードウェア仕様
- スキャン範囲(WxDxH):5x5x5 - 60x60x30 cm
- スキャン解像度:1.5mm
となっています。
セットアップ
入っているものは、スキャナー本体、日本語の簡単なマニュアル、インストーラーが入ったSDカードです。
実際に持ってみるとこんな感じです。上にボタンがついており、これでスキャン開始、終了などの操作ができました。写真は左手で持ってますが、センサーの上下とボタンの位置から右手用っぽいです。
3DスキャナーをPC本体に接続して、ソフトのセットアップを行います。
RealSense SDKはR4となっていました。
デバイスマネージャーを開けてみると、普通にF200として認識していました。
スキャンアプリには同社の「XYZscan」を使用します。最近アップデートされて3Dスキャナーに対応したようです。
アプリを起動すると「ハンドヘルド」または「ダヴィンチ 1.0 AiO」のどちらを使うか聞かれます。
ダヴィンチ 1.0 AiOは3Dスキャンの機能を持った3Dプリンターのようです。
今回は「ハンドヘルド」を選びます。
スキャン対象は頭とオブジェクトがあります。RealSense SDKのサンプルと同じですね。
実際に3Dスキャンを始めてみます。なんか見慣れた画面が出てきます。
3Dスキャンを終了すると、3Dモデルが生成されます。
その他
- F200 DevKitでも使えた。
- 「ハンドヘルド 3Dスキャナー」をWindows 10につなぐと、Windows Helloができる。
- XYZScanアプリは会員登録で使える?
- スキャンアプリはSDK付属っぽい?左がSDK付属のサンプル、右がXYZScan
- RealSense SDKのサンプルが普通に動く。DevKitを購入するより5000円ほど割高ですが、初めての外付け製品版としてのF200センサーと考えることもできます(そういう使い方での保証はないと思いますが)。