ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

「XYZプリンティング ハンドヘルド 3Dスキャナー」がきました

XYZプリンティング社がリリースしたハンドヘルド(手持ち)の3Dスキャナーが届きました。

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XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー  (Windows 8.1以上/USB 3.0)  3SH10XJP00F

XYZprinting ハンドヘルド 3Dスキャナー (Windows 8.1以上/USB 3.0) 3SH10XJP00F

 

手持ちの3Dスキャナーはいくつか種類がありますが、このスキャナーはインテルRealSenseが入っていること、価格が2万2800円(税込)というところがポイントになります。これまでハンディ3Dスキャナーだと、ここまでの値段のものはありませんでした。

XYZプリンティング社ということで、3Dプリンターとも簡単に連携できます。

RealSenseでの3DスキャンとXYZプリンティング社の3Dプリンターについては、こちらの記事もご覧ください。

monoist.atmarkit.co.jp

仕様など

システム、ハードウェア要件

  • Windows 8.1以上
  • 第4世代インテル Core i5 プロセッサー以降
  • USB 3.0接続
  • 4GB RAM

ハードウェア仕様

  • スキャン範囲(WxDxH):5x5x5 - 60x60x30 cm
  • スキャン解像度:1.5mm

となっています。

セットアップ

入っているものは、スキャナー本体、日本語の簡単なマニュアル、インストーラーが入ったSDカードです。

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実際に持ってみるとこんな感じです。上にボタンがついており、これでスキャン開始、終了などの操作ができました。写真は左手で持ってますが、センサーの上下とボタンの位置から右手用っぽいです。

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3DスキャナーをPC本体に接続して、ソフトのセットアップを行います。

RealSense SDKはR4となっていました。

デバイスマネージャーを開けてみると、普通にF200として認識していました。

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スキャンアプリには同社の「XYZscan」を使用します。最近アップデートされて3Dスキャナーに対応したようです。

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アプリを起動すると「ハンドヘルド」または「ダヴィンチ 1.0 AiO」のどちらを使うか聞かれます。

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ダヴィンチ 1.0 AiOは3Dスキャンの機能を持った3Dプリンターのようです。

jp.xyzprinting.com

今回は「ハンドヘルド」を選びます。

スキャン対象は頭とオブジェクトがあります。RealSense SDKのサンプルと同じですね。

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実際に3Dスキャンを始めてみます。なんか見慣れた画面が出てきます。

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3Dスキャンを終了すると、3Dモデルが生成されます。

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その他

  • F200 DevKitでも使えた。
  • 「ハンドヘルド 3Dスキャナー」をWindows 10につなぐと、Windows Helloができる。
  • XYZScanアプリは会員登録で使える?
  • スキャンアプリはSDK付属っぽい?左がSDK付属のサンプル、右がXYZScan

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  • RealSense SDKのサンプルが普通に動く。DevKitを購入するより5000円ほど割高ですが、初めての外付け製品版としてのF200センサーと考えることもできます(そういう使い方での保証はないと思いますが)。