Windows 10になって、ストアアプリがデスクトップで動くようになったので、WPFとの比重を変えていこうかななんて思っています。
Windows 10のストアアプリでKinect SDKを動かす方法について、おおよそわかってきたので備忘録かねて書いておきます。
参考にしたページはこちら
なお、Windows 10のストアアプリといっても、実際にはWindows 8または8.1の形式です。本当にWindows 10形式(ユニバーサルアプリ)では現状のSDKはビルドできません。これについて、アップデートされることも期待しつつ。
また、ストアの対応もやっていないので、わかりません。3D BuilderやKinect Evolutionはストアにあり、インストールして動作するので、Windows 8または8.1形式でも大丈夫かもしれません(追記:Windows 8.1のストアアプリは動くそうです)。
開発環境については、Visual Studio 2013になります。Visual Studio 2015でも開発自体はできますが、依存関係からVisual Studio 2013のインストールは必要です。
環境が整うとこんな感じでSDKのサンプルがWindows 10のアプリとして動作します。
OS自体の見た目の変更もあって、WPFアプリとパッと見同じように見えます。内部的には違いますが、見た目でいえばそれほど違いはなくなったように感じます。
開発環境
Visual Studio 2013が必要な理由として、Kinect SDKのWinRT版では「Microsoft Visual C++ Runtime Package」(Version=11.0)に依存するためです。
SDKブラウザーのサンプルであれば、Visual Studio 2013で開けばそのまま実行できます。Visual Studio 2015の場合は、下記手順が必要になる場合があります。
- Windows 8.1用に再ターゲッティング
- 参照から「WindowsPreview.Kinect」および「Microsoft Visual C++ Runtime Package」を外す
- 再度「WindowsPreview.Kinect」を参照する
Kinectを使ったアプリケーションの場合、Webカメラとマイクの権限が必要になるので、Package.appxmanifestで該当項目をチェックします。
プライバシー
これらの権限について、OSレベルでの承認については、「設定」の「プライバシー」から変更します。
開くと「カメラ」や「マイク」という項目があり、ここから使用可否を設定できます。