Kinect for Windows SDK v2.0入門 目次
Unity Proでアプリケーションを開発する時の手順をまとめます。Kinect for Windows SDK v2.0をインストールしてあることが前提です。
またUnityはProが必要です。Freeでは動作しません。
環境
筆者の環境は次の通りです。
- Windows 8.1 Pro Update1 64bit
- Unity Pro 4.5.0f6
- Kinect for Windows SDK v2.0-1409(リリース版)
- 32bitアプリケーション
- サンプルコードのリポジトリ
解説
Kinect for Windows SDK 2.0 Unity Pro Add-in を取得する
Kinect for Windows SDK 2.0 Unity Pro Add-in を取得します(←は直リンク)。
上記ページのSoftware Requirementsを開くとみつかります(下のほう)
これをダウンロードし解凍すると、次のようなファイルができます。
「KinectForWindows_1407.unitypackage」が基本となるパッケージ(DLLなど)、「KinectView」が最初に見るサンプルになります。この中にはKinectのデータを簡単に使えるようにするスクリプトも入っているので、利用することが多いでしょう。「ReadMe.txt」にも手順がありますので、ご一読することをお勧めします。
Unityへパッケージを追加する
Unityを開き新しいプロジェクトを作成します。
「Assets|Import Package|Custom Package」を開きます。
「KinectForWindows_1407.unitypackage」を開きます。なお、フォルダ階層が深いとエラーになるので、浅いところ(デスクトップなど)に移動しておくとよいでしょう。
インポートする項目を聞かれます。そのまますべてをインポートします。なお、デスクトップ(x86およびx86_64)のほかにMetro(いいのかなw)というWindowsストア用のDLLもあるのですが、Unityから出力する際にコンパイルエラーが発生します(解決方法あれば教えてください)。
パッケージがインポートできたら、「KinectView」の中身をAssetsへドラッグアンドドロップします。Assets直下に「MainScene」があるので、それを開きます。
とりあえず実行するとカラー、Depth、赤外線画像、スケルトンが表示されます(人が入れば)。
Unityアプリケーションの作成について
実際にUnityアプリケーションを作成する際には、上記手順まで行った後、新しいシーンを作成し、開発を進めます。
Scriptsにある****Managerおよび***Viewerを使うと簡単にデータを使うことができます。簡単に手順を書くと
- ****Managerを空のGameObjectに入れるなりプレハブ化して配置する
- 表示するためのオブジェクトを配置する
- 表示するためのオブジェクトに***Viewerを配置する
- ***Viewerに****Managerを設定する