ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

チケット駆動開発について思うこと

先日、ふとこんなことを思い、つぶやいたところ、さかばさんが拾ってくれて、いろいろ話しをしました。
チケット駆動開発(TiDD)について思うこと - Togetterまとめ
話の続き
本来のチケット駆動開発(TiDD)とは何なのか? - Togetterまとめ


僕自身は純粋なアジャイル開発や、チケット駆動開発をしているわけではないのですが、いろいろ思うところがあって、こういう発言をした次第です。
あと、チケット駆動開発自体を否定しているわけではなく、自分自身も(チケット駆動と明示してませんが)同じようなことをやっていて、良さを実感しているので、そのあたり誤解しないでもらえるとうれしいです。


思うところというのは、チケット駆動開発が開発サイクルをもち、それがアジャイルであること。自分の中でのチケット駆動開発の良さは、プロセスに限らず柔軟に対応できるところで、この発言に集約していると思ってます。


開発サイクルについては、今あるサイクルに合わることで、従来型でもアジャイルな開発でもできると思っています。
チケット駆動開発が、アジャイル開発サイクルをもつことへの違和感はこんな感じです。

  • 全般的に開発者に向いており、顧客への価値が見えない
  • Redmineやバージョン管理ツールに強く依存していて、「ツールより対話を」と反しているように見える
    • 対話のきっかけとしてのツール、という解釈もできるが

このことから、チケット駆動開発アジャイルであるというよりは、チケット駆動開発を使うことでアジリティが向上する可能性がある。くらいのニュアンスがいいと思ってます。


なので、フレームワーク(枠組み)とみるより、実装と見たほうがしっくりきました。
そのあたりは、さかばさんのとも合うのかと思います。フレームワークは一つで、実装はいろいろという感じで。

最後に

このツイートに結構同意できて、良いほうに言い換えると、現状から脱出するための第一歩としては、とても良い手法だと思っています。
沈みかけた船に乗っている技術者たちが、沈まないようにするための手段となるための手段になってくれるといいなぁと思ってます。