ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Agilo ファーストインプレッション

Ryuzee さんが翻訳してくれていた、 Trac の scrum プラグインである Agilo を公開してくれたので、さっそく試してみた


かわぐちさんのレポート(性能測定付き)も合わせてどうぞ



主な機能

上の Shibuya.tracWiki にも書いてあるけど、自分なりにまとめてみる

  • バックログ(ストーリー)の作成、管理ができる
    • バックログには以下の項目が含まれる
      • ストーリーポイント
      • 重要度
      • 実行スプリント
    • 作成したバックログは自動的にプロダクトバックログとなる
    • バックログからタスクを作成することができ、作成されたタスクは自動的にバックログと親子関係が結ばれる(表示上も RTC のように親子関係になる*1
    • 後述するスプリントにバックログを設定することで、スプリントバックログとなる
    • スプリントバックログに登録されたストーリーはプロダクトバックログから除外される(スプリント中のストーリー変更は認めないため)
  • タスクの作成、管理
    • タスクには以下の項目が含まれる
      • 実行スプリント
      • 残存時間(見積もり時間)
      • 担当者
    • タスクの残存時間を減らすことで実績の時間になる(?)
  • スプリントの作成、管理
    • スプリント作成することで、プロダクトバックログを振り分け、スプリントバックログにすることができる
    • スプリントに割り当てられているストーリー、タスクからバーンダウンチャートを作成できる
  • チームの作成、管理
    • チームを作成しメンバーを割り当てることで、スプリントに割り当てるチームを作成できる(これによって複数チームの大規模プロジェクトでも運用できると思う)
    • チーム単位で割り当てられたスプリントの実績からベロシティを算出できる

少し使ってみて

多分、自分が今まで Trac を使った scrum を使用としたときに壁になっていたことがすべて崩れたように見える。崩れたということは問題なく使用できるということ。
壁になっていたのは、

といったところ。


実際に運用して試してみたいなぁ。。。


あと、チケットのインポートとか、Excel アドインとかもそのまま使えそうなので、今まで通りごそっと突っ込むこともできそう。

まとめ

Ryuzee さんが日本語化してくれたことで、かなり敷居が下がったと思う。
本当にありがとうございます!

おまけ

実際にインストールして使ってみた感じの画面を張り付けてみます
環境は

  1. インストール*2してプラグインを有効後、 upgrade すると Agilo 化された画面になる
  2. ストーリーを登録する
  3. チームを作成する
  4. スプリントを作成する
  5. スプリントにチームを割り当てる
  6. ストーリーにスプリントを割り当てる
  7. ストーリーからタスクを作成する
  8. スプリントバックログのストーリーとタスクの一覧が出来上がる
  9. ロードマップ(マイルストーン)にスプリントが関連付けられていることが分かる
  10. ダッシュボードでバーンダウンチャートが見られる(TracLightning の場合メニューが多いので、いくつかプラグインを無効にした)
  11. チームの統計から見積もりベロシティと実績ベロシティが見られる

*1:一段下がるイメージ

*2:インストールの際にモジュールをダウンロードしているようなので、インターネットにつながってないとエラーになった