2019年5月2日、3日に レドモンドのマイクロソフト本社にてMR DevDaysというイベントが開催されました。 名前の通りMRに関する開発セッションやアプリ開発体験ができます。今回は2019年中に発売予定のAzure Kinect DKのアプリ開発を行ってきました。 セッションは下記ですが、英語は...なのでハンズオンラボにてアプリ開発を進めていました。
HoloLens 2編
SDK
ちょうど公開されたようです。
雑感
- 現状でSDKはCだけ。C#はcoming soon。
- センサーSDKのみ、BodyTrakcing SDKはまだなさそう。
- 点群はv2よりきれいかも(キワ部分のノイズが少ない)。
- v2と違ってサービスがいないので、1PC1アプリで占有
- 1PCに複数台接続は可能(とりあえず2台は確認)
- Intel RealSense D435に近いハードウェア機能。差別化がどうなるか。
- 当初のイメージと違い、Kinectハードウェア側での処理ではなく、従来通りPCで処理を行う
良くも悪くも今まで通り。Intel RealSense D435に近い印象。 現状ではCのSDKしかないので差別要因も不明。C#のSDKが出たらCognitiveとの連携などは簡単にできるようになるはず(ただ、それはRealSenseでもできるので、決定的な差別化要因にはならないと思う)。
単体であればIntel RealSense D435、複数台であれば日立LGのToFセンサーとの比較が必要になると思う。
電源について
セットされていた環境はUSB-C to Aのデータケーブルと、USBの電源ケーブルでした。USB-Cでバスパワーできないものどうなんだろう?と思ったので、HoloLens 2のUSB-Cケーブルを拝借してKinectに接続してみたところ、USB-Cケーブル1本のみで接続できました。
全体観について
Azure Kinect DKの全体観についてはこちらでまとめていますので合わせてどうぞ。