KinectなどDepthセンサーを使った3Dスキャンの記事をMONOistにて書いています(完結しました)。
1回目は3Dプリントの流れと、3Dスキャンの有用性、大まかな流れについて書いています。でてくるDepthセンサーは、Kinect v1,v2、インテル RealSense、Structure Sensorの予定です。
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Kinectで3Dスキャンして3Dプリントを楽しもう(1):「Kinect for Windows」を3Dスキャナとして活用する (1/4) - MONOist(モノイスト)
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Kinectで3Dスキャンして3Dプリントを楽しもう(2):「Kinect Fusion」による3Dスキャンを徹底解説 (1/6) - MONOist(モノイスト)
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Kinectで3Dスキャンして3Dプリントを楽しもう(3):「3D Builder」を使ったKinect 3Dスキャンを試そう! (1/4) - MONOist(モノイスト)
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Kinectで3Dスキャンして3Dプリントを楽しもう(4):Kinect以外のDepthセンサーを使った3Dスキャン (1/2) - MONOist(モノイスト)
インテル RealSenseを使った3Dスキャン
スキャン対象の大きさにもよりますが、小物であればインテルRealSenseが3Dスキャンとしてとても有用です。
Kinect FusionだとKinecからのDepthデータから3Dモデルを構築するまでで、見えない場所は穴となっています。そのため3Dプリンターに出力するために穴埋めを行う必要があります。穴埋めについては3D Builderというマイクロソフト社が出しているアプリが自動でやってくれますが、モデルによってはきれいに埋まらないことがあります。
インテルRealSenseであれば(いまの最新SDKであるR3とF200センサーを使用)、穴埋めまでやってくれるので、そのまま3Dプリンター用のデータに変換できます。
インテルRealSenseのF200センサーの場合、センサーを固定し対象物を回転させる方式です。小さな回転台を買って試したのですが、回転台に入る指のためうまくスキャンできないことがありました。
そのため、LEGO EV3で自動回転台を作り、RealSenseのスキャンと連動して回転するものを作ってみました(というのをこの後の回で書くと思います^^;)。
インテルRealSenseで3Dスキャンして、3Dプリントしたものはこんな感じになります。結構いい感じにできています。
この自動スキャンは7月16日(木)に行われるIntel RealSense SDK本の発刊イベントにも持っていこうと思います。ご興味ある方は、ぜひお越しください。