ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Structure Sensorを使った3Dスキャンサービス「Canvas」を試してみました

Structure SensorのOccipital社が新しい3Dスキャンのサービスを始めたようなので試してみました。

Canvas by Occipital

Canvas by Occipital

  • Occipital, Inc.
  • Utilities
  • Free

アプリの使用には別途センサーが必要です。

 どんなものかは、動画で紹介されていました。

www.youtube.com

 

部屋の3Dスキャン自体(長さの計測含む)はもともとアプリがありました。

Room Capture - Structure Sensor Sample

Room Capture - Structure Sensor Sample

  • Occipital, Inc.
  • Photo & Video
  • Free

Canvasは3Dスキャンの範囲が広がったのと、3Dスキャンの結果をCADデータとして整形(有料)してくれます。3Dスキャンの範囲については、Room Captureが2m四方くらいでしたが、Canvasはとくに制限がないように見えました(16帖ほどのリビングは一通りスキャンできました)。 

3Dスキャンしてみた

3Dスキャンは非常に高速(これはRoom Captureも同様)で精度はそれなりです(Kinect v1相当のセンサーなので、それくらい)。

試しに測ってみたところ、310cmほどの部屋の端と端が297cmほど、96cmのテレビの幅が91cmほどになってました。

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CADデータ化してみた

このサービスのメインはCADデータ化だと思うので、こちらも試しに注文してみました。

CADデータ化は1部屋ごとに$29、データ形式はDAE,DWG,SKP、時間は2営業日のようです。ビデオ見る感じでは手作業が入るようですね。なお、お急ぎ便的なものも+$5で選択できました。

データのアップロード時には、スキャンデータのほかに、ストリーミングデータ、カラー画像データ、iPadのIMUも同時に送っているようです。

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ちなみに、通貨記号がなぜか「¥」で進みますが、最終的な連絡メールではちゃんと「$29」となっていました(残念)。

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というわけで、CADデータの到着が楽しみです。