ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

読了・「Windows 8開発ポケットリファレンス」

写真 (4)

「ポケットリファレンス」シリーズは初めてなのですが、確かポケットに入るかどうか最初に確認する儀式があったかと思います。無事に入りました。

というわけで「Windows 8開発ポケットリファレンス」です。

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https://twitter.com/yyamada/status/427997204951740416

という経緯でレビューします。

Windows 8開発」というタイトルで、主にWindows 8および8.1のストアアプリの開発方法について書かれています。レビューに応募したきっかけは、目次を見て「ハードウェアの操作」の章が非常に手厚く感じたからです。ハードウェアといっても、ファイル操作から標準サポートされている加速度センサーなど各種センサーの紹介と幅が広いです。

そのほかにもWindows ストアアプリの紹介から開発手順、XAMLの書き方、ビューの使い方など順番に解説されています。そのあとにデバイス関連があり、ビットマップや日付処理などのユーティリティ的な機能、最後にasync/awaitの非同期プログラミングの解説があります。

僕はやりたいことから調べることが多いので、このように逆引きで書かれていると非常に助かります。XAMLについてもWPFでできて、ストアアプリでできないことも多いので、何ができるか確認することにも使えるでしょう。また、マウス、タッチ、ペンを使った開発に必要な、回転、座標、デバイスの有無など、細かいところまで書かれています。

ここに書かれている内容を組み合わせて使えば、より簡単にWindowsストアアプリを開発できるのではないでしょうか。

個人的に書かれていないけど欲しかったのは、Bluetoothとネットワーク関連でしょうか(読み飛ばした?)。Windows 8.1になってBluetoothが非常に使いやすくなり、多くのデバイスと連携ができるようになりました。また、ネットワーク関連(TCP/UDP周り)はWinRT(ストアアプリ)と.NET(デスクトップ)で結構違うと感じており、その差異を埋めることも含めてあるといいなぁと思います。

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