SoftKinetic 社のDepthセンサー(DS325)が安くなっていたので買ってみました。サイトのストアから直接購入して2万円ほどでした。
「TOF方式」の利点は短距離を計測できることで、このセンサーも15cmから認識することが可能になっています。日中の屋外での計測もできるようなので、Kinectとはまた違った活用ができそうです。
- 第159回 写真の「奥行き」を測る、距離画像センサの技術
実際にViewerで表示させてみると、認識されているのがわかります。なお、OSは64bit版ですが、SDKは32bit版を利用しています。
箱の中にはセンサーと簡単な取説のみとなっており、Kinectと同様にSDKはサイトからダウンロードする方式になっています。SDKは2種類あり、基本的なインタフェースを提供する「DepthSenseSDK」と、骨格や手指の追跡を可能にする「iisu SDK」があるようです。ちなみに「iisu SDK」はOpenNIもサポートしているようで、PrimeSnesorやXtionもサポートしているようです。
Kinectとのサイズ比較は次の写真のようになっており、かなり小さいです。Xtionの2/3くらいでしょうか。台もついているので、このようにPCの上に装着することもできます。もちろん電源は不要でUSBバスパワーです。
仕様など
今回購入したDS325の動作環境です
センサーの仕様
- Depth追跡範囲:15cm-1m
- Depthセンサー解像度:QVGA(320x240)
- Depthセンサー視野角:74°H-57.9°V
- カラーセンサー解像度:HD(720p)
- マイクロフォン:搭載
- 電源およびデータ:USB 2.0
動作環境
- OS:Windows 7およびLinux(32bit/64bit)
- デュアルコアCPU(Pentium 4またはCore 2 Duo以上)
- 2BG RAM以上
- Visual Studio 2010 SP1 または Visual Studio 2008 SP1
- gcc 4.5.1 以上