Intel社の ジェスチャーライブラリである Perceptual Computing SDK(以下PCSDK)の正式版がリリースされています。下記サイトからダウンロードできます(リリースノートを見た感じでは、正式名称は「Intel® Perceptual Computing SDK 2013 GOLD (Version 7383)」っぽいです。GOLDがいい感じです)。
SDKの実行には、同サイトから購入できる専用のセンサーが必要です(SoftKinetic社のDS325互換)。
ざっくりリリースノートを見てみました。
- サンプルがVisual Studio 2008/2010/2012のプロジェクトに対応(それぞれ別のslnファイル)
- 2つの新しいデモアプリケーション
- 開発者は商用のアプリケーションを作成することができます
インストール
こちらからインストーラーをダウンロードして、インストールを開始します。前のバージョンがインストールされていても大丈夫そうです(上書きされます)。
Webインストーラー形式になっており、インストール時に必要なファイルをダウンロードします。Voice SDKあたりが大きいので、それなりに時間がかかります。
フォルダ構成
既定では「C:\Program Files (x86)\Intel\PCSDK」にインストールされます。フォルダ構成はこんな感じです。
sampleフォルダにC++でのサンプルが入っています。
自分でアプリケーションを作成する際のPath設定などはpropsフォルダにVisual Studioのプロパティファイルを使えばよいようです。
PCSDKはC++のほかに、C#、Processing、openFrameworks、Unityといった言語、フレームワークに対応しています。それぞれのサンプルがframeworkフォルダにあります。
PCSDKについて
DS325互換のTOFセンサーを使って、指や顔認識を行うことができるライブラリが無償で提供されることになります。指のインタフェースは、Kinectのような体のインタフェースとはまた違った楽しさがあります。デバイスもサイトから普通に購入でき、値段もKinectほどしない(2万弱)なので、気軽にというわけにはいきませんが、まぁ買える範囲かと思います。
やってる人も少なく情報も限られてはいますが、この機会に触ってみてはいかがでしょうか。