ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Azure VM の Ubuntu で ReVIEWのCI環境を作る

ぼちぼち来週からのトレーニングの資料を作っていますが、せっかくなのでReVIEWを使おうかと思っています。ReVIEWについてはこちらから情報を見てください。

上記ではWindowsを使っていますが、WindowsだとPDF変換が(LaTeXあたりで)大変らしいのでUbuntuで構築することにしました。最初は手元の環境に作ろうかと思ったのですが、Azure VMをのぞいたらUbuntuがあったので、ここに構築することにします。

Azure VM上のUbuntuでいちいちビルドするのは選択肢としてないので、Jenkins氏にも出張ってもらいます。リポジトリはTFService Previewを使いたかったのですが、Jenkins氏のTFSプラグインがTFS 2012に対応していなさそう(要は動かなかった)ので、githubにしています(privateリポジトリ作っちゃった)。

なぞるわけではないですが、ざっくりやった手順をまとめてみます。手順は次のようになっています。

  1. AzureにVMを作る
  2. Jenkins氏用のポートを開く
  3. SSHでつなぐ
  4. いろいろ入れる
  5. 各種設定

AzureにVMを作る

Azure VMUbuntuインスタンスを作成します。

Jenkins氏用のポートを開く

起動したUbuntuSSH 用のポート以外閉じていますので、これを開きます。この設定はUbuntu上ではなく、Azure の管理ポータルから行います(しばやんさん、ありがとうございます!)

SSHでつなぐ

TeraTermなどでUbuntuに接続します。接続先のURLはAzureの管理ポータルにあります。

いろいろ入れる

  • ReVIEWを使うためのRuby一式(こちらを参考にしました。 http://www.hrykozw.com/blog/archives/390 )

  • ReVIEWに必要なもの一式

    • sudo gem install review
    • sudo apt-get install zip
    • sudo apt-get install texlive

  • ReVIEWをビルドするためのJenkins氏たち

    • sudo apt-get install git
    • sudo apt-get install jenkins

      • こちらを参考にしました:http://d.hatena.ne.jp/absj31/20110208/1297099500
      • ただし、実行はサービスではなく、ログインユーザーで行っています(サービスで実行した場合のgitの設定がよくわからなかったので)

各種設定

  • ReVIEWの動作を確認します

  • Jenkins氏の設定を行います

    • 今回はgithubを使うので、gitやgithub周りのプラグインを入れます。
    • ReVIEWのビルドの設定を行います。

以上でAzure上でReVIEWをビルドする環境ができました。これでどこでも成果物にアクセスできるので、とても嬉しいですね。

やりたいこと

積み残しです

  • PDFの出力がうまくできない(←切実...)
  • Jenkins氏をサービスで動かしたい
  • リポジトリをTFService Previewにしたい