ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

アジャイル(scrum)とテスト

特徴(Feature)、粗筋(Story)、脚本(Scenario)とチケットの関係: プログラマの思索
[TiDD] 計画できないことの管理と計画できることの管理: ソフトウェアさかば
あきぴーさんとさかばさんの記事を読んで、こっちも少し。


そもそも TestLink の適用範囲って、要求に対するテスト(受け入れテストと呼ばれるような)だと思っている。
TestLink 自体に要件管理機能がついたことからも。


で、RedmineTrac)のチケットの適用範囲は、基本的にバグ、タスクのレベル。
あきぴーさんはそこに フィーチャーとストーリー(つまりは要求)を入れようとしているので認識の違いができているように見えた。


TestLink の適用範囲が scrum のどこに当たるかといえば、フィーチャー/ストーリーだと思うので、フィーチャー/ストーリーに対するシナリオを TestLink で管理する、というのが自然に見える。

scrum を真にアジャイルにするには

先日のセミナーでも聞いた話で、アジャイル*1での品質向上のキモはテストの自動化という話があった。
そこには受け入れテストも含まれてのことだと考えていて極論、テストはすべて自動化され再テスト可能である状態にしておく。
とすると、TestLink は TestLinkAdapter のようなツールで、テストの実績を蓄えて結果を集計するためのツールと考えるのがいいのかなと思う。
もちろん組み込みのように、どうしても手作業が必要な場合は TestLink でシナリオを管理して手動で進めればいいんじゃないのかな。

そう考えると

要求とテストってこんな感じに定型文化できる気がする

  • 要求はストーリーとして、誰が (As a)、何をしたい (I want)、それによって何を得る(So that I can)
  • テストはシナリオとして、どのような場合に(Given: 前提)、何をすると(When: 操作)、結果どうなる(Then: 結果)

*1:ここではあえて