「Team Foundation Server 2010 ではじめるアジャイル開発」というホワイトペーパーが公開されています
詳しいことや、関連情報は長沢さんのblogに書かれています
感想など
チーム開発プラットフォーム Team Foundation Server 入門 の続編という感じです。
Team Foundation Server 入門 は270ページ近く、ひたすらTFSのインストールと設定になっていて、使い方までは書かれていません。ツールをインストールした後で、「ツールをどのように有効活用するか」というのが、このホワイトペーパーの主旨だろうと思っています。
タイトルの通り、「アジャイル」の文脈ではありますが、ツールをベースにした内容なので、とくにプロセスに依存することもなく、ウォーターフォールでも使える内容はたくさんあると思います。
逆にツールの使い方の解説でもあるので、例えばTracLightningのような類似のツールに適用することも可能だと思っています。
TFSについて雑感
ここのところTFSと戯れる日々が続いていますが、ぼくの知識ベースがTracLightning(Trac+SVN+Jenkins)+TestLinkなので、その比較をしてみようと思います(TracをRedmineに置き換えても同じです)。
- TracLightning(Trac+SVN+Jenkins)+TestLinkの利点
- 導入の敷居が低い
- 導入にかかるソフトウェアコストがない
- 簡単なことが、簡単にできる
- TFSの利点
- Visual Studioに統合されているので、操作がまとまっている
- 難しいことが、簡単にできる
正直なところ、いまかろうじてTFSの環境を構築、運用できているのは、TracLightningで基礎的な知識を得たからだと感じています。おそらく、このようなツールやその背景を知らないでTFSを導入しようとしても、うまく行かないのではないかと思っています。逆にそれくらい、TracLightningの導入コストは低いと思っています。
あと、TFSの性能をフルに発揮しようとするとTestManagerが必要なので、なんとかして導入にこぎつけたいなぁ、というのが次の目標です。
チーム開発プラットフォーム Team Foundation Server 入門
- 作者: 株式会社テクノロジックアート,長瀬嘉秀,山下智也
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/03/25
- メディア: 大型本
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