5月2日にHoloLensが到着して、2週間ほどで10か所を訪問しました。
体験対象はVRクラスタの方が多数です。
代わりに交換でOculus RiftやHTC Vive、meta1など体験させてもらいました。
そこでの所感をまとめておきます。
体験手順
- ゆたんぽ状態のまま、開封の儀を執り行ってもらう(高スペックVR系デバイスのような事前準備は不要)
- 電源を入れて、スタート画面を表示した状態でまずはメインの人にかぶってもらう
- おー!となる
- 一度返してもらって、USB接続からのストリーミングで操作方法をレクチャー
- Air Tap、Bloom、ウィンドウの表示、MR体験を見せる
- あとは被って好きにしてもらう
- 途中で3Dモデルを再構築して見せる
所感
雑多
- わかっている人(いままでAR/VRをやってきた人)ほど驚くので良いフィードバックが返ってくる
- 体験会は一度に4,5人程度がよい(1-2時間ほど)
- バッテリーは目いっぱい使っても3,4時間持つ
- Bloomが認識しづらい(ゆっくりやってもらう)
- 箱が落ちるMRデモは、思った通りわかりやすそう
- SDユニティちゃんのデモが思いのほか好評(ブラッシュアップする)
- HoloLensの直接の比較対象はGear VR(モバイル性能、無線)
- 重めの3Dモデルを表示させると処理落ちする
- ただし背景は現実のため酔いにくい
- やはり空間内のオブジェクトに触りたくなる(Kinect,Leap,Oculus Touchあたりとつなげたい)
- ARを活用している/できる分野には間違いなく強い
- VRだと電源断で真っ暗になるので、透過ディスプレイのほうが良い
- 視野角が気になる場合はVRを選択する
- エンターテインメント分野はVRを選択する
- HoloLensは通常60FPS、ストリーミングすると30FPSに落ちる(プレビューやネットに上がってる動画より実機のほうが性能が良い)
- 空間認識は赤外線距離データのほかにRGBも使っているようで、暗い場所だとロストする
- 自己位置推定も同様
- 工学系はLCoSでプロジェクションしているらしい
懸念事項
- 知り合いまたは知り合いの紹介以外の人にかぶせるのは怖い
- 破損リスクが非常に怖い(昨日の夜、電源入らなくなってビビったw)
HoloLensでできないこと、足りないこと
- 屋内利用想定のためGPSがない(Ingressのようなのはできない)
- 空間は認識できるが、人や物体の認識はできない
- 自分の認識はできない
- 指は認識できるが、座標はとれない
体験手順
まとめました
公開体験会
公開体験会はこちらで開催しています。 主に silkyfeel社が主催しています。
ぼくのほうは公開体験会は現状で「開催メリット<開催デメリット」なので、行う予定はありません。
HoloLensが日本で発売されれば、さまざまなところで需要が出てくると思います。そのなかで発売当初から使っているというのは大きなアドバンテージになると考えています。