Kinect v2のHD Faceでは1347個の顔の特徴点を取得できます。これを使ってCTスキャンした顔モデルを動かしたりしていました。
HD Faceの特徴点では、この特徴点のメッシュ情報も持っており、3Dモデルとして生成できるようになっているので、そこからPLY形式の3Dモデルファイルに出力してみました。簡単に3Dデータを扱うのに、Unityはいいですねw
色情報は持っていませんが、HD Faceの特徴点がカメラ座標系なので、座標変換でカラーカメラの色情報を持ってくることができます。
アプリ体験
こちらに実行ファイルの直リンクを置いておきます。
起動するとカラーカメラの映像と真っ白な画面がでます。左上あたりにステータスが表示されます。HD Faceは検出したBodyのIDを元に行うので、Bodyの追跡の要領でKinectに認識させてください。
顔の検出が始まると、ステータスが変わります。「[左|右|正面]を向いてください」が表示されます。これはHD Faceの情報収集です。
ステータスが「完了」で高精度の追跡ができるようになります。「ファイルに出力」を押すと実行ファイルの場所にPLYファイルが出力されます。
これをMeshLabなどの3Dモデルが表示できるツールに読み込ませると、顔が3Dモデル化されたことがわかります。光源はOFFにしてください(たぶん法線の設定がうまくできてない)。
3DスキャンといえばFusionですが、Fusionのスキャンデータには意味が付加されていないため、HD Faceでのスキャンのほうが使いやすい場面も多々あると思います。