待望のIntel RealSense SDKがリリースされました。
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- Intel® RealSense™ SDK Beta Now Available | Intel® Developer Zone
早速インストーラーをダウンロードして、インストール、実行してみました。
Depthを使う機能については、RealSense カメラが必要になりますが、顔検出や音声認識など、Depthを使用しない機能についてはWebカメラまたは、PCやWebカメラに付属のマイクで利用できますので、すぐに試すこともできます。正直、思った以上でワクワク、ゾクゾクしました。
Intel RealSense SDKの機能
インストールオプションで、インストールする機能を選択できます。これはRealSense SDKで実装されている機能の一覧になります。なお、機能はいくつかの段階に分かれているようで、 Gold(リリース版) > Beta > Alpha > Experomental(実験的)となっています。Intel Perceptual Computing SDK R8で実験的に実装されていたpulse estimator(心拍)は今回は含まれていないようです。
今回新しく入ったものとしてはオブジェクトトラッキングと、ブラウザサポートになります。
RealSenseもLeap Motionと同様にサービスでデータを受け取るようになっており、そこからWebSocketでブラウザにデータを送っているようです。複数アプリの同時利用はできないようですが。
サンプルアプリケーションの実行
サンプルアプリケーションを実行してみます。Depthを使わないものであれば問題なく動作します。
「RSSDK\bin\x64(またはWin32)」にサンプルがあり、次のサンプルの実行は確認しました。
- emotion_viewer.exe:表情認識
- face_tracking.exe:顔および顔の部位の検出
- voice_recognition.exe:音声認識(音声からテキストへの変換)
- voice_synthesis.exe:音声合成(テキストから音声への変換)
ブラウザでの動作サンプルは「RSSDK\framework\JavaScript」にあります。次のサンプルの実行を確認しました。ブラウザで音声認識を手軽に、ローカルで実行できる環境は希少かと思います。
- face_tracking.html:顔および顔の部位の検出
- voice_recognition.html:音声認識(音声からテキストへの変換)
RealSenseカメラのリリースや、今後のSDKのアップ-デートが楽しみですね!