「Kinect for Windows SDK v1.8」がリリースされました。下記サイトからSDKおよびDeveloper Toolkitがダウンロードできます。
- Download Kinect for Windows SDK v1.8 from Official Microsoft Download Center
- Download Kinect for Windows Developer Toolkit v1.8 from Official Microsoft Download Center
リリースのアナウンスはこちら
主な追加機能は以下です。
- New background removal. 背景除去。従来のPlayer IDを利用する方法にくらべて、髪やキワの部分がきれになります。
- Realistic color capture with Kinect Fusion. Kinect Fusionでカラーカメラを使うことができるようになりました。従来はDepthのみでした。
- Improved tracking robustness with Kinect Fusion. Kinect Fusionの性能が向上したようです。
- Multiple-sensor Kinect Fusion sample. Kinect Fusionを複数Kinectで扱うことができるようになりました。
- Adaptive UI sample. Kinect(スクリーン)と人の距離によって、UIを変えるサンプルです。
- HTML interaction sample. HTML5とJavaScriptでKinectのデータを利用できるようになりました。別途サーバーアプリケーションが必要です(Toolkitに付属)。
ざっと触ったところ、「New background removal」はキワがとてもきれいです。ちょっとボケ気味なのとKinectのRGBカメラの粗さが目立つので、次のKinectが早くほしいです。
左が新しい背景除去、右が従来のプレイヤーIDに基づく背景除去です。
HTML5とJavaScript対応は、ToolkitにWebSocketサーバーのサンプルが付属しており、Kinectのデータを送信します。ブラウザ側はWebSocketサーバーに対応するJavaScriptライブラリが(やはりToolkitに)付属しています。このHTMLとJSををAzureに乗せることもできたので、仮想着せ替えと組み合わせたオンラインショッピングなんかも実現できそうですね。