ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

「Kinect for Windows SDK v1.8」がリリースされています

Kinect for Windows SDK v1.8」がリリースされました。下記サイトからSDKおよびDeveloper Toolkitがダウンロードできます。

リリースのアナウンスはこちら

主な追加機能は以下です。

  • New background removal. 背景除去。従来のPlayer IDを利用する方法にくらべて、髪やキワの部分がきれになります。
  • Realistic color capture with Kinect FusionKinect Fusionでカラーカメラを使うことができるようになりました。従来はDepthのみでした。
  • Improved tracking robustness with Kinect FusionKinect Fusionの性能が向上したようです。
  • Multiple-sensor Kinect Fusion sampleKinect Fusionを複数Kinectで扱うことができるようになりました。
  • Adaptive UI sample. Kinect(スクリーン)と人の距離によって、UIを変えるサンプルです。
  • HTML interaction sample. HTML5JavaScriptKinectのデータを利用できるようになりました。別途サーバーアプリケーションが必要です(Toolkitに付属)。

ざっと触ったところ、「New background removal」はキワがとてもきれいです。ちょっとボケ気味なのとKinectRGBカメラの粗さが目立つので、次のKinectが早くほしいです。

左が新しい背景除去、右が従来のプレイヤーIDに基づく背景除去です。

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HTML5JavaScript対応は、ToolkitにWebSocketサーバーのサンプルが付属しており、Kinectのデータを送信します。ブラウザ側はWebSocketサーバーに対応するJavaScriptライブラリが(やはりToolkitに)付属しています。このHTMLとJSををAzureに乗せることもできたので、仮想着せ替えと組み合わせたオンラインショッピングなんかも実現できそうですね。

 

 

 

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