Scrum Gathering Tokyo 2011 : Day 1 にいってきました。
この手のイベントで有償なのは、あまり記憶がないのですが、有償イベントならではのクオリティで楽しめました。
スタッフのみなさん、スポンサー企業各位、ありがとうございました。
お土産として、全員特典の塹壕より Scrum と XPの冊子版と、Team Foundation Server ではじめるアジャイル開発の冊子版を頂きました!
チーム開発プラットフォーム Team Foundation Server 入門を会社にもってたところ、みんな読んでくれているので、この2冊も持ってって読んでもらおうと思います。
内容については有償なので詳しく書きませんが、感銘を受けたところをつらつら書いて行きます。
Henrik Kniberg 氏
Henrikさん自身が4人のお子さんのお父さんでもあり、子育てと結びつけたお話が分かりやすく、共感できました。
- 他人を変えることは難しいけど、自分を変えることは(他人を変えることに比べると)簡単
- お父さんモードからコーチモードへ:ゴールと目標、責任を与える
- どんな変化にも勇気が必要
- どんな変化にも抵抗がある
- 抵抗には理由があるので、その理由を聞いてみることが成功への近道
- Wildfire method
- 火付きの良さそうな人に火をつける→ガソリンを追加する→小さい火をたくさんつける
- 正しい質問をする
- なぜできないか?ではなく、できるならやりたい?→じゃあ、できる方法を考えよう!
- システムを正しく理解する
- メトリクスを取得
- よく見るメトリクスよりも、より現実的かつ有益だった
- メトリクスを取得
- 後戻りできる実験をする
- とりあえず1スプリントやってみる
- 組織の変更での壁
- 組織を変更しないで変えられる方法もある
Jeff Patton 氏
いままでの知識を、別の切り口から理解することができました。特に視点が変わったのはこの3つ。
ワークはHenrikさんと一緒にやりました。彼の視点が全体を俯瞰していたのが印象的でした。
- よいソフトウェア
- ユーザーストーリー
- As a
:誰を - I want
:機能や性能→どんなアイデアで - so that
:ビジネス価値→幸せにする
- フィーチャーの50%から80%は失敗
国内事例集
国内でもたくさん事例が出てきましたね。
とくにYahooのような大きな会社が、さまざまな制約の中でScrumを実現しているのが印象的でした。これで「制約があるのでScrumできません」は言い訳には使えなさそうですね。ただ、調整係はとても大変そうですケド...