ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

日経SYSTEMS 1月号に記事を書きました

日経SYSTEMS 1月号に「チーム開発に使える? Visual Studio 2010」というタイトルでVisual Studio 2010 と Team Foundation Server 2010 を使ったチーム開発の検証記事を書きました。
日経BP書店|雑誌バックナンバー - 日経SYSTEMS2011年1月号
このような記事を書くのは今回が初めてなので機会をくれた皆さんに感謝です。
いざ本が手元にくると感動ですね。

内容

タスクの登録や、テストの登録、テストとタスクの連携、CI環境の作成 といった、開発に必要な作業を TracLightning と比較してどの程度やりやすいかを検証するというものです。
結果的には本誌を見てもらえば分かりますが、全体的にVS+TFSの方が作業は速いです。この辺りはさすがMS謹製というだけのことはありますね。
実際のところ、TFSはProfessionalからついてくるので、CIやUIの自動テストはProfessionalでもOK。Visual Studio Testが必要であれば、Ultimateか単体で購入する必要があります。

Visual Studio Test

実は今回一番検証したかったのがVisual Studio Testでした。
Visual Studio TestはTestLinkの超強化版という感じで、TFSのバックログとひもづけて受け入れテストっぽくすることもできるし、UIの自動テストとInteliTraceと組み合わせることでエラーが出たときに完全再現させることもできたりと、使いこなせればとても強力な武器になると思います。
TFSのバックログとテストケースが紐づけられるのは本当にすばらしい機能で、これだけのためにVS Testを購入してもいいのではないかと思うほどです。
また「VS Test は TestLinkの超強化版」という表現はUI的には両者はそれほどかわらないというのが最初の印象ですが、VS Testの方がウィザード的なUIになっているので、TestLinkのようにトップ画面で何をしたらいいかわからない、ということはなかったです。なのでTestLinkの方向性として、VS TestのOSS版という位置づけを目指してもいいのかなー、と思いました。

弱点

弱点を挙げるとすればコストで、Amazonで今調べたところではこんな感じです。
この辺りはTracLightningに分があるけど、ランタイムコストでどの程度押さえられるかでトータルで見るとVSに分がある状況があるかもしれないですね。

まとめ

やはり記事としてまとめることで自分の知識の整理にもなるし、それがいろいろな人の役に立つならこんなに嬉しいことはないですね。今回はご紹介でやらせてもらったのですが、もう一つblogやSlideShareを見てくれて直接依頼をいただいて書いてる記事があります。
こうやって自分が積み重ねてきたものが結果として出てくるとうれしいし、続けててよかったと思います。
これからもこのような機会があればどんどんやっていきたいと思いますので、機会をいただければ嬉しいです!