ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

世界で最初の Kinect + OpenNI + NITE の本を書きました

KINECTセンサープログラミング

KINECTセンサープログラミング

KINECTセンサープログラミング|書籍情報|秀和システム
様々な縁あって、本を出すことになりました。関わってくれた皆さんに感謝します。
たぶん、すべてKinect,OpenNIの類書は和書、洋書を含めて無いと思います。


また、開発環境は、無料で提供されているものを利用しているため、コンピュータと、Kinectと、この本があれば、すぐにKinectプログラミングの世界を体験することが出来ます:-)

更新情報

2011/07/14:本書のサンプルコードをOpenNI1.3.2.1に対応しました
2011/06/10:本書のサンプルコードをOpenNI1.1.0.41に対応しました
2011/06/09:OpenNIのバイナリを旧バージョンも含めてまとめました
2011/05/23:本書のサンプルコードをアップしました
2011/05/20:連絡先を追記しました
2011/05/20:Amazonに掲載されました
2011/05/19:購入に当たっての注意事項を追記しました

対象読者

  • これからプログラミングを始めたい人
  • これからKinectプログラミングを始めたい人
  • Windowsアプリケーションを開発している人

内容

  • OpenNI入門編、NITE入門編、応用編の3部構成
  • KinectとOpenNI/NITEでできることを、コードベース/クラスベースで解説している
  • 各章で使用した、メンバ関数およびメソッドの解説をいれているので、日本語のリファレンスとして利用できる
  • 「何ができるのか」と「どうやって実現するのか」を中心にした
  • 応用では、光学迷彩や、複数Kinectを同時に扱う方法などを掲載している
  • 表示にはOpenCVを利用。最初の基本部分のみ、OpenGLでの解説もあり

対応OS(OpenNI/NITEと同じ)

対応言語(OpenNI/NITEと同じ)

勉強会のお知らせ

すでに満員になってしまいましたが、本の出版に合わせて、Kinect勉強会の2回目を開催してもらいました。
本の内容の話を主に、公式SDKがでればその話と、Xtion PROが手に入れば、その話もしようと思ってます。
Ustはされると思いますが、もし要望があれば、いろいろな場所で話たいと思っていますので、お気軽にご連絡ください。
Kinect勉強会 Vol.2 - PARTAKE

Microsoftの公式SDKとの位置づけについて

早ければ今週中にもリリースされるであろう、MS公式のKinect SDKとの位置づけについて、今の情報では公式SDKWindowsのみの対応となっていますので、クロスプラットフォームのOpenNIは、今後も需要があると思っています。
また、公式SDKKinectのみ対応ですが、OpenNIはXtion PROのような類似デバイスもサポートしているので、様々な分野での活躍が期待できます。

目次

  • 1.Kinect入門
    • 1.1.KinectとOpenNI
      • 1.1.1.Kinectの概要
      • 1.1.2.OpenNIの概要
      • 1.1.3.Kinectプログラミングにあたって
  • 2.OpenNIプログラミング環境の作成
    • 2.1.OpenNI開発環境の作成
  • 3.OpenNI入門
    • 3.1.OpenNIの構成
      • 3.1.1.OpenNIライブラリのクラス概要
      • 3.1.2.Generator
      • 3.1.3.MetaData
      • 3.1.4.Capability
    • 3.2.OpenNIプログラミング
      • 3.2.1.Kinectの初期化や情報取得をする
      • 3.2.2.カメラ画像を表示する
      • 3.2.3.距離を測定する
      • 3.2.4.デプス(深度)マップを作成する
      • 3.2.5.ビューポイントの設定
      • 3.2.6.ミラー処理
      • 3.2.7.ユーザーの検出をする
      • 3.2.8.ユーザーのスケルトンを作成する
      • 3.2.9.ジェスチャーを検出する
      • 3.2.10.手の動きをトラッキングする
      • 3.2.11.Kinectから取得したデータを記録する
      • 3.2.12.記録したデータを再生する
  • 4.NITE入門
    • 4.1.NITEの構成
      • 4.1.1.NITEライブラリのクラス
      • 4.1.2.Session
      • 4.1.3.Detector
    • 4.2.NITEプログラミング
      • 4.2.1.セッションの開始と停止
      • 4.2.2.腕の前後動作(プッシュ)を検出する
      • 4.2.3.腕の左右動作(ウェーブ)を検出する
      • 4.2.4.腕の円運動を検出する
      • 4.2.5.腕の上下左右運動(スワイプ)を検出する
      • 4.2.6.動作の停止を検出する
      • 4.2.7.マルチプロセスに対応する(サーバ)
      • 4.2.8.マルチプロセスに対応する(クライアント)
  • 5.応用編
  • 6.補遺
  • 索引

おまけ1

校正が終わってから、勢い余って紹介スライドを作りましたw

おまけ2

前回のKinectハッカソンで話した、本の解説と、内容のデモ(21分あたりから)

おまけ3

こんな内容です

注意事項

本にも書きましたが、Kinectをコンピュータから使うときは、単体版を買いましょう。
KinectはUSBインタフェースではなく、USB接続するためにはUSB/電源ケーブルが別途必要です。XboxKinectの同梱版を買うとこの変換ケーブルがついてないので、Kinect単体で購入する必要があります。
もし同梱版を買ってしまったら、Microsoft Storeのサポートに電話するとUSB/電源ケーブル単体で購入は可能のようです。

Xbox 360 Kinect センサー

Xbox 360 Kinect センサー

連絡先

Kinectに関する雑誌への寄稿や、講義などのご要望がございましたら、こちらまでご連絡ください。