先週、今週の「Intel Perceputual Computing SDK」についてのセミナーが一通り終わり、ほかのイベントからも含めていくつか興味深い情報がでてきたのでまとめておきます。
Perceputual Computing SDK ドキュメントの日本語化
こちらのサイトから日本語化された「SDK 製品の要約」および「SDK ヒューマン・インターフェイスのガイドライン」が入手できます。
Perceputual Computing SDK のアップデート
次回のアップデートが7月に行われるようです。ここでは音声認識関連の日本語対応が行われるようです。音声認識について、コマンド認識は Kinect SDK でも実装されていますが、文字起こし(Dictation)の機能はあまりないように見受けられます。文字起こしが日本語対応されるだけでも Perceputual Computing SDK の有用性がグッと増すと感じています。
また、3D,2Dオブジェクトトラッキングなど、SDKに実装されていない機能もあるため、これらの実装が期待されます。
Perceptual Computing SDK 対応センサーの Ultrabook への組み込み
今月上旬に開催された「COMPUTEX TAIPEI 2013」にて、近い将来 Intel Perceptual Computing SDK を利用できるセンサー (Depth カメラ) が Ultrabook に搭載される予定とのことです。時期は来年2014年で、組み込み可能な小型モジュールも開発されているそうです(下記リンク先の一番最後)。
Leap Motion も ASUS や HP のPCに標準搭載(組み込みまれるのか、付属するのかは定かではありませんが)されるとの情報もあり、PrimeSense も Capri と呼ばれる小型のモジュールをリリースするようです。
Ultrabook にあらかじめ搭載されていれば、ユーザーは別途センサーを購入する必要がなく、また台数もいままでとは比較にならないほど多くなるので、よりセンサーアプリケーションが広まるのではないでしょうか。
Creativeの3Dカメラをコンシューマ向けに販売開始
現在 Perceputual Computing SDK のすべての機能を利用できる唯一のセンサーである 「Creative* Interactive Gesture Camera」が「SENZ3D」と名称を改めて第3四半期にコンシューマ向けに販売開始されるようです(こちらも上記リンク先参照)。
PC への組み込みはもちろん有用ですが、単純なモーションセンサーではなくTOF のセンサーとして利用するためにセンサー単体での発売も大歓迎ですね。
新しい Kinect がTOFを採用することで、 Intel のセンサーおよび SDKの動向が気になっていたのですが、Ultrabook への組み込みが予定されているとのことで、今後の動向に注目ですね。