今日は最終日で、Post-conferenceに参加しました。Conferenceは次の二つで、初日同様分かれて参加しています。
- Enterprise Management of the Software Process - Steven Borg
- Visual Studio 2010 Lab Management - Brian Randell
Visual Studio 2010 Lab Management
ぼくはこちらに参加しました。
というのも、TFSのパッケージの中にLab Managementのインストーラが入っていたのですが、最初はそれが何かまったくわからずにいました。
たまたま、このカンファレンスでハンズオンがあるということで申し込みました。
結論から言うと
- Lab Managementはとても素晴らしく、使えるレベルにあれば、ぜひ導入したいソフトウェア
- ただし、環境づくりは製品群のなかでもトップレベルに難しいと思う
導入したいと思う理由
Lab Managementとは、自動テストの実行環境をVM上に作り、TFSのビルドフェーズで、そのVMを使ってテストをしてくれる。というものです。
なにがうれしいかというと、おおまかにこの2点です。
- VMなので、物理マシンを汚さない
- ある状態のスナップショットをベースにテストを実行できるので、環境に依存したテストができる
- もちろん、クリーン状態の環境でも可能
環境づくりが難しいと思う理由
動作要件にTestManager、DomainControllerがいる。他にもTFSが動作する環境が必要なのでSQLServerや、Lab専用のアプリケーションなどをインストールする必要があります。
今日は、構築済みのVMを配布されて行ったので、このあたりは想像でしかないですが、数の多さや複雑さから、環境の構築に手間取るのは明らかです^^;
とはいえ前述のとおり、環境依存やクリーン状態での動作テスト(主にUIAutomationを使ったUIテスト)が可能であるので、使いこなせたときの効果は絶大であると感じました。
ただ、TestManagerが必要なので、導入できる環境は限られてくる(大きなプロジェクト)のかなぁと思います。
全体を通して
今回最大の目的は「現地の空気を知る」ことだったので、それは達成できました。
その内容を12/10に話そうと思います。テーマは「文化」です。
ソフトウェア開発の文化、開発チームの文化、カンファレンスでの文化など、僕が感じた空気感を共有できたらと思っています。
第二回TFSユーザー勉強会
全項目が終わり、各自で得たものも多かったのでセッションのテーマと順番を決めました。詳細は募集ページをご覧ください。当初はスピーカー5人の予定でしたが、6人に増えての報告会になります。
みなさんのご参加をお待ちしています!