ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

「第5回 TFSUG:ウォーターフォールからアジャイル、リーンへ」を開催しました #tfsug

今回のテーマは「プロセス」でした。普段のツールと違ってプロセスで、しかもSIerに在籍されている方がWFからAgile、そしてその先へ行こうとしている体験をお話しいただくこともあり、TFSUG史上最大の参加申し込み(73人!!)でした。
発表していただいた @liabty さん、 @shibao800 さん。会場の手配をしてくださった @tomohn さんありがとうございました!


今回は、しばやまさんが手を挙げてくれたところから始まったのですが、SIerと呼ばれる企業の方々も徐々に変わってきていることを感じていただけたのではないでしょうか。そして、これらの企業が変わってくることで右へ倣いしやすくなるといいなぁと思っています。
また、今回をきっかけにTFSというツールを知ってくれた方もいたので、ぜひツールとしてのTFSにも興味を持ってくれるといいですねぇ。

TFS de アジャイルを書いたわけ~WFからアジャイルへの変革~ @libaty さん

ここで書いたことの想いを話してもらいました。しばやまさんが継続的デリバリーの話で手を挙げてくれたので、そしたらりばてぃさんのアジャイルへの話をセットにすると、いい流れができるんじゃないかなぁと思いお願いしました。
結果、多くの方に共感していただけたようで良かったです:-) まぁ、話を聞いてから思ったことは、この話は自分が一番聞きたかったんだろうなぁということですねw
寝ても覚めても.NET(?) : 第5回TFSUG TFS de アジャイルを書いたわけ~WFからアジャイルへの変革~

アジャイル開発から継続的デリバリーへ @shibao800 さん

IPAでのお話を再演していただきました。日本で一番大きなSIerが、これだけの成果を出していることを知っていただけたのではないでしょうか。僕自身も継続的デリバリーへ向かっていきたいと考えているので、そこに至る過程のお話はとても勉強になります。
時系列がよくわかってないのですが、@kanu_ さん曰く、2011年1月のイノベーションスプリントの時点での柴山さんは「アジャイルなにそれおいしいの?」だったそうで、1年ほどでこれほどのアウトプットが出るのは、さすがプロセスちゅうだなぁと思いました。ここいらへんの話は今度直接聞いてみようかな。

おしらせ

ながさわさんやTFSUGで監訳した「アジャイルソフトウェアエンジニアリング」が5月の下旬に発売されます。次期Visual Studio 11での開発手法も視野に入れた本になっています。Visual Studioに依存した内容ということもないので、ぜひ多くの方に読んでいただきたい一冊です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4822294684/

読了・はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術

良い本だという噂を聞いたので読んでみました。
確かに良い本でした。技術者からマネージャー、(独立して)経営者になろうと思ってる方は一度読んでみてはいかがでしょうか。


本書では「会社を経営すること」とはどのようなことなのか。ということが書かれています。しかし、ここで書かれていることは会社を経営するだけにとどまらず、「チームで何かを成し遂げる」際に有用なことが書かれているように感じました。というか、どこかで聞いた単語が多いですね

  • そもそも「提供する価値とは」何か?
  • 継続的に事業を成長させることとはどういうことか
  • 事業や会社の成長とはどのようなものか


職人(技術者)が会社を経営するために考えるべきことがびっしり書かれています。
しかし冒頭にも書いた通り、これらは何も会社を起こしてからでないとできないことではなく、役職がつく(マネージメントの必要がでてくる)段階からでも始められることが多くあります。
会社に属しているということは、守られていること、リスクが少ないことです。その中で会社経営に必要な思考を身に着ける訓練ができることはとても幸せなことなんだと思います。


この本は海外の訳書ですが、ちょうど昨日公開されたこのエントリでも同じようなことが書かれており、合わせて読むときれいに自分の中に落ちてくるのではないかと思います。

「聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。
しかし、自ら実践しないかぎりは、何も理解することはできない」