MS イベントに IBM エバンジェリストも登場!セッションご紹介【Agile Day 2】今週金曜日開催。まだ参加登録可能です:ITとビジネスの可能性:オルタナティブ・ブログ
前回に引き続き、Agile Day 2に参加してきました!
#UstやTogetterなどのリンクはかわぐちさんのエントリが詳しいです
今日は、IBMの玉川さん、Shibuya.trac の id:ryuzeeさん、すくすくの今村さんと、豪華なお三方!
僕はScrumを知ってからの一年弱でやったことをLTしてきて、うれしいことに投票で賞をいただきました!
#写真がそのUSBメモリです。日本にはないものだそうです
前回もじゃんけんで、やっぱり日本にない"VisualStudioプランニングポーカー"をもらったのでうれしいです:)
スライド
Ustream
かわぐちさんが撮影してくれました:)
#埋め込みの方法がわかりません。。。
前説@長沢さん
- Agile Day 2 ご報告: 90%、10%、70% そして即席のチームで質の高いモノづくりが行われた!:ITとビジネスの可能性:オルタナティブ・ブログ
- Agile Day 2 ご報告(写真とストリーミングあり) - 長沢智治のライフサイクルブログ - Site Home - MSDN Blogs
Tech Fielders の概要、想いなど。
自社製品の内容はナシ^^;
いつもながら長沢さんが"一緒に何かをしよう"、と思っていることに共感します:)
事後談から、登録者は前回より少なかったけど、実際の参加者は前回より多かったとのこと。
ペア参加により、キャンセルが少なかったのかな?
『Agility@Scale(アジャイル開発のスケールアップ)のポイント』@玉川さん
アジャイルな開発を大規模に適用する事例。
Rational Team Concert(RTC)での事例や社内の事例をお話してくれました。
- まずは経営戦略の短期化のお話。
- この数年で企業の上位は4年ごとに入れ替わっている。実際は2年かけて上位にあがり、2年かけて衰退していくので、2年ごとに短期スパンで考えないと生き残ることができない。
- IBMの開発手法は、ウオーターフォール⇒反復⇒アジャイルと遷移していて、現在は8割のプロジェクトでアジャイルな開発を行っている。
- ★*1反復はRUP?
- 顧客からの要求は時間が経つほどに劣化(変化)していくため、短期間で動作するソフトウェアをリリースする必要がある。
そのために、短いタイムボックスでソフトウェアをリリースするアジャイルな開発は適している。
- ウォーターフォールからアジャイルへのパラダイムシフトとして、従来ではフィーチャー(要求)を固定し、期日、コストを変動していたが、アジャイルな開発では、期日、コストを固定し、フィーチャー(要求)を変動させる。
- ★固定された期間に、自分の欲するフィーチャーを決めることが、プロダクトオーナーの責任になるのだと思う。
- 現在のIBM社内では、主にウォーターフォール、Agile Core、Agile Plusの3種類がある。
『Agile な開発プロセスを導入するために考えなければならないこと』@吉羽さん
- Agileな開発プロセスを導入するために考えなければならないこと(セミナー資料公開) | Ryuzee.com
- アジャイルな開発はリスクマネジメント
- 従来型では開発の後半になって、まずいことが見えてくる
- アジャイルな開発では、リスクがありそうな箇所を最初につぶすので、従来型よりはリスクが後半によりづらい
- ★RUPなんかの推敲フェーズと似たような感じかな
- 組織が変化しないことのリスク
- 組織が変化しない=現状維持を選択した場合、組織はゆっくりと衰退に向かっていく
- ★玉川さんのお話にもあったとおり
- 組織が変化しない=現状維持を選択した場合、組織はゆっくりと衰退に向かっていく
- 顧客への説明
- アジャイルな開発を始めるときは、お客さんにきちんと説明をする
- ★こっそりやろうと思ったけど、ちゃんと説明することにする
- アジャイルな開発を始めるときは、お客さんにきちんと説明をする
- 契約スキーム
- チームによる人材育成
- 従来のOJTのような形ではなく、チーム加えることで、チームによって育成する
- リーダーシップモデル(SL理論)
- アジャイルによってリーダーの役割もかわる
- ★"管理者"ではなく、芸能人の"マネージャー"のような存在。チームを引っ張るのではなく、後押しする。主役はチーム
- アジャイルによってリーダーの役割もかわる
- Ryuzee さんにとってのアジャイル
- 顧客の価値を実現したい
- 現場の開発者を幸せにしたい
- 自社にきちんと利益をあげたい
★僕がryuzeeさんに共感するのは、アジャイルを開発の中だけにとらわれず、顧客への価値、経営者への価値、現場への価値と、開発に関わる人たちへの価値を考えているからなんだと思う。
顧客への価値だけ考えては、開発者は顧客への価値を提供しようとは考えないと思うし、開発者だけの価値を考えては、顧客は仕事を発注しようと考えないと思う。
双方の想いを汲み取り、それぞれへの価値を無理なく提供することが大事なんだろうと思った。
『スクラム入門 - やさしいスクラムの組み方』@今村さん
★朝会、ふりかえり、プランニングポーカーは個別にやったけど、スプリントミーティングからスプリント、ふりかえりの流れはやったことがなかったので、とても楽しかった。2スプリントやったので、なんとなくだけどScrumのリズムを感じることができた気がする。
時間的に厳しいのは承知で欲を言えば、プランニングポーカーを使った見積もりゲームをやりたかったな。
感想など
僕がなぜ、アジャイル(scrum)をやろうとおもったか。
それは、アジャイルが顧客への価値を明記しているところ。
受託にしろパッケージにしろ、ソフトウェアを作って、それを顧客に提供することで、お金をもらっているので、その顧客のことを考えないといけないよね。
というのが、最近の考え。
id:ryuzeeさんのセッションの中にもあった通り今の開発形態は、発注側も受注側にもうれしくない気がして、それをできる限りなんとかしたいなぁという思いがある。
そのために、開発だけではなく、顧客や経営者、どの立場からもうれしい環境を作るためにがんばりたい。
ちなみに
ウワサのShibuya.tracはこちら
*1:★は自分の感想でふ