ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Apple Vision Pro で空間写真、空間ビデオを見る・撮影する

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の11日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

11日目は、Apple Vision Pro の動作やアプリの記録で利用する、空間写真、空間ビデオについて紹介します。

Apple Vision Proの特長の一つである空間写真と空間ビデオ。前面にある2つのカメラの視差を利用して人の目の用に立体的に環境を記録、再生する機能です。通常の写真と比べて実寸のような形で表示もできるので、本当にそこに人がいるような感覚を得ることができます。

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Apple Vision Pro での撮影、表示

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空間写真、空間ビデオの撮影はiPhone 16シリーズとiPhone 15 Pro / Pro Maxでもできます(が、残念ながら立体的な表示はできません)。

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撮影方法

上部左のトップボタンを押して空間写真、空間ビデオの撮影モードに移動します。

空間の撮影モードでビデオと写真の切り替えができます。

撮影時にはもう一度トップボタンを押します。

閲覧方法

写真アプリで閲覧します。

左側のタブで「空間」を選択すると、空間写真と空間ビデオのみが表示されます。

空間写真を選択すると、いくつかのボタンがあります。

左上が空間的に表示するかどうか。規定でONになっており、OFFにすると通常の写真と同じ表示になります。

右上は空間モードへの移行です。このボタンを押すと次の画像の画面に遷移します。

右上のボタンを押すと表示される「イマーシブで見る」を押すと、空間モードでの閲覧になります。

空間ビデオの再生や停止、一覧に戻るなどのボタンは、空間ビデオの下部にあります。

通常の写真を空間に変える

Apple Vision Proの写真アプリでは通常の写真を空間写真にすることもできます。

通常の写真を開き、左上のボタンを押すと、空間写真に変換されます。

こちらが、空間写真に変換された写真です。画像だとわかりづらいですが、写真アプリの表示が空間モードに変わっています。

iPhone で空間写真と空間ビデオを撮影する

iPhoneでの空間写真および空間ビデオの撮影方法については、カメラアプリを起動して「空間」モードにするだけです。

写真とビデオの切り替えは空間モード内で行います。これで撮影するだけで、空間写真と空間ビデオになります。

まとめ

空間写真はいままでの写真と比較して、より一体感、より実寸感があります。iPhoneでも撮影ができるので、撮り溜めてみてください。

明日はゲストモードについて書きます。