ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Apple Vision Pro と他のApple製品間でファイルを共有する( AirDrop )

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の8日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

8日目は、Apple Vision Pro と他のApple製品間でファイルをAirDropで共有する方法について記載します。

AirDropとは

AirDropとは近くにあるApple製品同士でファイルの送受信ができる機能です。

画像やテキスト/URL、3D モデルファイルなどを手軽にやり取りできます。

AirDropはBluetoothとWi-Fiが有効な状態で使用してください。

support.apple.com

他のAppleデバイスからApple Vision Proにファイルを送る

Apple Vision Pro側でAirDropを有効にします。

規定では連絡先に入っている人からのみ受信可能になっています。

全ての人からのファイルを受信するには設定を変更します。

設定アプリの「一般 → AirDrop」から「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」を選択します。

この状態で他のAppleデバイスからAirDropで送信すると、Apple Vision Proの画面上部にAirDropのアイコンが表示されるので、注視してタップします。

自分のApple ID以外のデバイスから送信された場合には、ファイルを受け取るか聞かれるので、受け取る場合には「受け入れる」または「ダウンロードに保存」を選択します。

写真の場合は「受け入れる」を選択すると写真アプリに、それ以外のファイルの場合は「ダウンロードに保存」を選択するとファイルアプリにそれぞれ保存されます。

ここでは写真を送ったので「受け入れる」を選択し、受信が完了すると画像が表示されます。

AirDrop設定のショートカット

AirDropの「連絡先のみ」または「すべての人(10分間のみ)」の設定について、コントロールセンターに設定を追加することが可能です。

規定のコントロールセンターは次の図のようになっています。

AirDropの設定を追加すると、次の図のようにボタンが追加され、ここから受信設定ができます。

この設定は設定アプリのコントロールセンターから「含まれているコントロール」にAirDropを追加されることで変更できます。

そのほかにもいくつかの項目についてコントロールセンターにショートカットを追加できます。

コントロールセンターからのAirDrop設定で同じように変更ができます。

3Dモデルファイルを受け取る

Apple Vision Proは3Dモデルを立体的に取り扱うことができるので、3Dモデルファイルを受け取って表示してみましょう。

クイックルックギャラリーのようなサイトからファイルを取り出すこともできますが、iPhone 16 ProなどLiDARセンサーが搭載されているiPhoneやiPadを持っている場合には、自分で周囲のモノを3DスキャンしてApple Vision Proで見てみまよう。 クイックルックギャラリー - 拡張現実 - Apple Developer

ここでは無料の3DスキャンアプリであるScaniverseを利用します。

Scaniverse - 3D Scanner

Scaniverse - 3D Scanner

  • Toolbox AI
  • 写真/ビデオ
  • 無料
apps.apple.com

ScaniverseのMeshモードでスキャンしたモデルを開き「SHARE → Export Model → USDZ」と選択します。

USDZはAppleデバイス共通で扱える3Dファイル形式です。

同じようにAirDropでApple Vision Proに転送すると、3Dとして表示されます。

LiDARセンサーは実際のサイズで3Dスキャンするため、転送された3Dモデルはスキャンした現実のものと同じサイズになります。

Apple Vision Proから他のAppleデバイスへファイルを送る

これは今までの逆の操作になります。

受信する側のAppleデバイスでAirDropの設定を行い、Apple Vision ProからファイルなどをAirDropで共有します。

まとめ

Apple Vision ProはAppleエコシステムに入っているため、ファイルの共有もAirDropで簡単に行うことができます。

ファイルの共有は他のAppleデバイスと同じなので、AirDropに限らずSlackへのファイルアップロードや、他のオンラインストレージへのアップロードなど、さまざまな方法でファイルを送受信することができます。

明日はMacのディスプレイをApple Vision Proに持ってくる、Mac仮想ディスプレイを紹介します。