ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Apple Vision Pro の視界を他の人と共有する( AirPlay )

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の7日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

7日目は、Apple Vision Pro で見ている映像を他の人も見られるように共有するAirPlayの方法について記載します。

Apple Vision Pro を一人で使う分には不要ですが、他の人にも様子を見てもらう、他の人にも体験してもらう場合、状況を外から知るために Apple Vision Pro で見ている映像を共有したくなります。

ここではその方法をAirPlayを使って実現します。

ちなみに、体験会などでAirPlayしてると、それで満足する人もいますが、共有された映像と装着した体験は全く異なりますので、ちゃんと装着して体験しましょう。

こんな感じ

これはiPhoneにAirPlayした映像のスクリーンショットです。

Apple Vision Proで表示されている映像がそのまま送信されます。

AirPlayの出力先

Apple Vision Pro からAirPlayで共有できるのは下記になります。

  • iPhone
  • iPad
  • Mac
  • Apple TV
  • Apple Vision Pro

共有先のデバイスから、さらにディスプレイやプロジェクターなどへ接続することで大きな画面で共有することも可能です。

なお、visionOS 2からApple Vision ProでAirPlayを受けられるようになったので、Apple Vision ProからApple Vision ProにAirPlayできるようになるのですが、使い所はわかりませんw

iPhone/iPadの設定

MacとApple TVは基本設定でAirPlayを受けられますが、iPhone/iPadはOSバージョンが17以降で設定で有効にした場合にApple Vision ProのAirPlayのみ受けられます。

設定アプリで「一般 → AirPlayと連携」を開きます。

  • 「AirPlayレシーバー」をONにする
  • 「AirPlayを許可」を設定
    • 「現在のユーザー」の場合は、同一のApple IDのデバイスのみ受けられるようになります
    • 「全てのユーザー」の場合は、どのApple IDのデバイスからも受けられるようになります

必要に応じてパスワードの設定も可能です。

Apple Vision Pro からAirPlayで接続する

Apple Vision Pro からAirPlayで接続するには、コントロールセンターから「ビューミラーリング」を選択します。

少し手順があるので、順番に見ていきましょう。

最初の手のひらのメニューアイコンの表示から手の甲に回転させてタップします。

一番左のコントロールセンターをタップします。

下のアイコンになる「ビューミラーリング」を選択します。

AirPlayの接続先を選択します。 接続先がiPhone/iPadでApple IDが異なる場合などはiPhone/iPad側で接続許可やPINの入力を求められる場合があります。

音の出力先が規定でAirPlayの接続先になります。多くの場合、Apple Vision Pro(体験者)側に音を出したいので、出力先を「スピーカー」にすることを忘れずに。

これで選択したデバイスにAirPlayされます。

まとめ

このようにAirPlayで簡単にApple Vision Proの体験映像を他の人にも見てもらうことができます。

明日はファイルの転送「AirDrop」について書きます。