Visual Studio Team Services(VSTS)でのGitリポジトリでSSHが使えるようになりました。
現状では個別に有効にしてもらう必要があります。
VSTSにSSHサポートを追加したければ、この宛先メールすればやってくれるって! https://t.co/7EVd6aFGzm
— kkamegawa (@kkamegawa) 2016年5月9日
「 この宛先」
Want to use SSH with your Team Services account? Send me email at buckh-microsoft-com to get it turned on. #vsts
— Buck Hodges (@tfsbuck) 2016年5月9日
文面(英文としてどうかは知りませんが、有効にしてもらえました)
Please my VSTS account SSH Enable.
https://<アカウント名>.visualstudio.com/
これでSSHでつなぐサービスが使えます。
ちょうどUnity Cloud BuildがSSHのみということでやってみました(上記の亀川さんと同じです)。
Unity Cloud Build自体の詳しい説明はこちらのスライドを参照してください。
Visual Studio Team Services(VSTS)を使うメリット
GitHubやBitbucketではなくVSTSを使うメリットはリポジトリのファイル容量制限です。
1年前ですが、VSTS(当時はVSO:Visual Studio Online)、GitHub、Bitbucketの1ファイルあたりの容量制限を調べる機会がありました。
結果
- GitHub:ファイルあたり100MB
- Bitbucket:ファイルあたり2GB
- VSO:いまのところ上限なし(テラバイトくらいまでは大丈夫らしい)
ということで、画像や動画といったファイルサイズの大きいものを扱うUnityとVSTSは相性が非常によいです。
ほかにも次のような機能があります。これらをメリットと感じるなら使ってみると良いかと思います。
- 5ユーザーまでは無料
- プライベートリポジトリ(パブリックはありませんが、GitHubのリモートを追加すれば問題ないでしょう)
- 1プロジェクトに複数のGitリポジトリを持てる
- タスク管理やテスト管理もできる
「1プロジェクトに複数のGitリポジトリを持てる」というのは下記のようなイメージで、プロジェクトの下にリポジトリを複数ぶら下げられるので、実験プロジェクト置き場としてもちょうどいいです(GitHubだと1リポジトリの下に複数のプロジェクトが置かれるのでダウンロードが大変)
いくつか補足
鍵の設定
「My profile」から行います。
「Security」ページ
サブフォルダ
リポジトリのルートにAssetsとProjectSettingsがあるように配置するのが基本で、そうでない場合は「プロジェクト サブフォルダー」の設定を行います。
VSTSで「<root/CloudBuildSample/Assets>」となっている場合、
プロジェクト サブフォルダーには「CloudBuildSample」を設定します。
結果ファイル
Windowsの実行ファイルでビルドした場合、ダウンロードできるZIPファイルになります。すべてサービスのCIとして活用できるので便利ですね。