Visual Studio Online(Team Foundation Serverのクラウド版、雑にいうとMS版GitHub)がさまざまなクロスプラットフォーム環境に対応したようです。
まだ実際に動かしてなく、画面を見た感じですが、まとめてみました。
Visual Studio Online(以下VSO)としては、タスク管理やリポジトリ、ビルドサービス、テスト管理といった機能をサポートしています。5人までは無償で利用できます。
リポジトリはTFVC(Team Foundation Version Control)と呼ばれるSubversionのような中央リポジトリと、Gitをサポートしています。リポジトリについては非公開リポジトリのみで公開リポジトリはありません(公開したい場合にはGitについては、remoteリポジトリにGitHubを追加するなどでよいかと思います)。
また、VSOのリポジトリの利点としてはリポジトリのファイルサイズの上限があります。これについては後述します。
Visual Studio Onlineのクロスプラットフォームサポート
本題のクロスプラットフォームサポートについて、いままでVSO内のビルドシステムでは、「リポジトリはプロジェクト内」、「ビルドエンジンはMSBuild」だけだったのものが、
リポジトリ
- プロジェクト内(TFVCまたはGit)
- GItHub
- ほかのGitリポジトリ
ビルドエンジン
- いろいろたくさん
から選択できるようになりました。
リポジトリ
次のように選択ができるようになっていました(TFVCのときは、最初のGitがTFVCに変わります)
ビルド
ビルドエンジンだけでこのような選択肢があります。Windows環境、Android環境に加えて、Mac OSX、iOS環境もあります。
ほかにもテスト周りやパッケージ、デプロイについても選択肢があります。
サービスフック
サービスフックを利用した連携は前からあったようですが、管理画面から設定が行えます。
余談
Gitのリポジトリについて、GitHub、Bitbucket、VSOなどありますが、それぞれファイルあたりの容量に制限があります。Unityのような大きなファイル(動画など)を扱うと意外と簡単にぶつかるようになりました。これもあって、最近、仕事ではほぼVSOのリポジトリを使っています。
- GitHub:ファイルあたり100MB
- Bitbucket:リポジトリあたり2GB
- VSO:いまのところ上限なし(テラバイトくらいまでは大丈夫らしい)
リポジトリ作成からCloneまではVisual Sutdioを使っていて、普段のリポジトリのやり取りはGitHub for Windows を使っています。
TFSUGのお誘い
ちょうど楽しい話題が出てきたVSOですが、タイミングのいいことにセミナー開催の予定があります。平日日中 6/18(木)の13:30~17:00。
ハンズオンとセミナーの2本立てで、ハンズオンのほうは満員となりましたが、セミナーのほうは空きがあります。クロスプラットフォームサポートのあたりも入るそうです。お待ちしてます。