Kinect for Windows SDK v1.6で対応されたVM(仮想マシン)対応について少し調べてみました。
結論から言うと、ガリガリ開発という用途は難しいかもしれませんが、MacユーザーがBootCampなしにKinect for Windows を試せる環境や、テストを少しでも効率化するための環境はできたのだと感じています。
VM対応について
こちらのページにVM対応について書かれています。
少し意訳してみます。間違いがあればコメントください。
- Kinect for Windows SDK がサポートするVM環境は Microsoft HyperV、VMWare、Parallels の3つです。これらの環境で動作できることによって、Kinect for Windows の有用性が高まります。また、自動テストなど開発のシナリオにおいても重要な役目を果たします。
- VM上で動作するのはKinect for Windows のみです。Kinect for Xbox はサポートしません。
- 1つのVM上で複数の Kinect for Windows の利用はサポートしません。
- 1つのVM上で複数の Kinect for Windows を利用しようとした場合、2つ目以降は無視されます。再起動すると認識できるようになります。
- Kinect for Windows を Microsoft HyperV で動作させる場合、サポートする物理マシンのOSは Windows 8 Enterprise に限られます。 Kinect for Windows は Windows Server 上の HyperV では動作しません。
試してみた
MacBook + Parallels で試したところ、カラー画像で20FPS、距離画像で4PFといったところです。ちなみにMacBookは4年くらい前に買った Core 2 Duo + HDD + 2GB RAMなので、最近のMacであればもっと性能がでるのではないかと思います。
VMWare Playerで試したところ、認識がするのですがカメラ画像が表示されませんでした。物理マシンはCore i7 + SSDなので遅いということはなさそうなのですが。 この辺りは続報を待ちたいところです。