ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

「プログラミングの魔導書 Vol.2」の発売、おめでとうございます!

アキラさんから事前レビューの依頼と献本いただきました。ありがとうございます。


なお、本書の書籍版は受注生産となっているそうで、期限が2011/10/04(火)までとなっていますので、ご希望の方はお早めにどうぞ。

内容

前回のC++オンリーとはうってかわって、C++を中心にさまざまな言語を、とても深く扱っています。おそらく、初心者向けの書籍が多くでる現在で、これほど深い題材を扱った書籍はないのではないでしょうか

  1. Dave Abrahamsへのインタビュー(Dave Abrahams, 江添 亮)
  2. 風とF#とメビウスの輪(小泉 将久)
  3. D言語の設計と進化とか(Masahiro Nakagawa)
  4. The Door To Dependent Types(k.inaba)
  5. プログラミング言語Scalaの歴史とこれから(水島 宏太)
  6. Haskell 2010/2011とHaskellのこれから(shelarcy)
  7. 証明支援系Coqの紹介(菊池 正史)
  8. constexpr入門(江添 亮)
  9. boost::seriarizationの紹介 後編(近藤 貴俊)
  10. Boostを使い倒してTwitterクライアントを作る(柏田 知洋)
『プログラミングの魔導書 Vol.2』予約開始! - Faith and Brave - C++で遊ぼう


扱っている言語は

  • C++
  • F#
  • D
  • Scala
  • Haskel
  • Coq(これは言語??)

と、さまざまで、C++についても、最近やっと確定した次期C++11や、Boostについての深い内容となっています。Boostについては、始祖とも言えるDave Abrahams氏のインタビューが冒頭に掲載されており、BoostやC++の過去、現在、未来を語っています。


個人的には、F#とDに興味をもち、特にDについては、C++C#のいいとこ取りという感想で、これがVisual Studioで標準搭載されるとうれしいなぁと、記事を読みながら考えていました。
また、BoostでTwitterクライアントでは、Boostを使って

  • HTTPクライアント
  • ユーザインタフェース(コンソール入出力)
  • JSONパーサ・コンテナ
  • OAuthクライアント

を実装しています。
最近の言語では標準的にサポートしている機能を、C++でも利用することが出来るようになるので、とても嬉しい記事です。
#割とC++TwitterFacebookのクライアントは使う可能性がありそうなので

まとめ

様々な言語に触れたい人や、C++や本書で扱ってる言語について、より深い知識をつけたい方に、特にオススメしたい一冊です。