- 作者: 西林孝+ 小野憲史共著
- 出版社/メーカー: ラトルズ
- 発売日: 2011/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 71回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
今回、ご縁あってレビューに参加させてもらいました。
内容
一言でいうと「幅広く、奥深く」です。
知識的なところでは、KINECTの概要から始まり、採用されている技術や骨格認識の詳細な解説まで。
技術的なところでは、OpenNI、libfreenect、OpenNI、Kinect for Windows SDK(MS SDK)の解説やサンプルが記載されています。また、C++のみならずJavaScriptを使ったサンプルも掲載されていますので、ネイティブアプリケーションに縁遠いかたでもKINECTプログラミングが楽しめるようになっています。
ぼくの本で、知識面で物足りないと感じた方にもオススメできる一冊になっています。
詳しい本の内容を、はぎのさんのエントリから引用します
対象読者
- Kinectハックに手を出してみたい人
- Kinectのドライバに何を使おうか悩んでいる人
- プログラムは書けるけど画像処理はさっぱりという人
- プログラムは書けるけどネイティブアプリはさっぱりという人
- エンジニアじゃないけどKinectで何ができるか知りたい人
- 解説コードは主にC++、あとJavaScriptを少し使っています。C++といってもKinectをマシンに繋いでから初めてC++のHello Worldをやった人間が書いているので難しいコードは出てきません。
Kinect本を執筆しました - 廃墟内容
私が書いた範囲だとこんな感じです。
Kinectの各パーツの解説
深度センサ、ビデオカメラ、チルトモーター、アレイマイク、加速度センサ、LEDについて。各センサーのスペックや特許技術について書きました。
Kinectのドライバについて
libfreenect, Kinect SDK for Windows, OpenNIについてそれぞれの特徴と差異の解説。どのドライバ使えばいいの、みたいな話とか。Kinect SDKが出るのがもうちょっと遅かったら載せられない所だった……。姿勢認識技術の違いも。
openFrameworks
C++のメディアインタラクション製作環境のopenFrameworksについて。openFrameworksの使い方、Kinectを扱うためのアドオン(ofxKinect, ofxOpenNI)の使い方。
Kinectを使ったアプリケーション開発
ジェスチャー認識を使ったPCの操作。深度画像を使ったインタラクション。入退室検知Webシステムとか。それぞれのコードと解説。openFrameworksを多めに使っています。
勉強会の予定
書籍出版の恒例行事(?)となりそうな、勉強会も企画されています。
現在確定している内容は下記のとおりで、募集も近日中に開始されると思います。
- 日時
- 2011年9月6日(火) 19:00 - 20:50
- 会場
- 日本マイクロソフト品川本社(SGT)セミナールームA
- 住所
- 東京都港区港南 2-16-3 品川グランドセントラルタワー
MS での開催ということで、僕もMS SDKについて何か話そうかと思っているのですが、Tech Fealdersセミナーで登壇されていたMSの太田さんもお話しされるということで、内容は検討中です。。。