MSの公式Kinect SDKを導入するにあたって、一つ注意したい点が「OpenNIと共存できないこと」です。
理由は公式SDKとOpenNIのドライバが競合するためで、これを解消する動きが本家のMLで議論されていました。
この問題が今朝ほど解決されたようなので、さっそく試してみました
なぜか、日本語のReadmeがあるので、Authorを調べてみたら、「なりきりウルトラマンセブン」や「なりきりかめはめ波」を公開している@tomoto335さんのモジュールなんですね。すばらしいモジュールにただただ感謝です。。。
README_ja
1. これは何? 先日Microsoftから公式Kinect SDKのBeta版がリリースされました。 これはKinectハッカーにはうれしいニュースですが、残念ながら、 公式SDKをインストールすると、ドライバの衝突のため、OpenNI上で 作られた従来のKinectハックが動かなくなってしまいます。 この残念な状況を打開するため、公式SDKのドライバをOpenNI上から 使えるようにする実験モジュールがこのkinect-mssdk-openni-bridgeです。 このモジュールをインストールすると、Depthノード、Imageノード、 Userノードが公式SDK上で(なんとなく)動作するようになります。 2. インストールとアンインストール 2.1 ダウンロード 既にバイナリパッケージまたはソースコードリポジトリのコピーを 入手しているならば、本節を飛ばしてインストールに進んでください。 そうでなければ、バイナリパッケージを次のURLからダウンロードし、 どこかに展開してください。 https://www.assembla.com/code/kinect-mssdk-openni-bridge/git/nodes/release/ もしソースコードに興味があるならば、次のURLにあるソースコード リポジトリにgitでアクセスすることができます。 https://www.assembla.com/code/kinect-mssdk-openni-bridge/git/nodes 2.2 インストール OpenNIをインストールした上で、install.batを実行してください。 Windowsのユーザーアカウント制御(UAC)が有効になっている場合、 バッチファイルを右クリックして「管理者として実行」してください。 デバッグ版をインストールするには代わりにinstall-debug.batを 実行してください。 正しくインストールされたかどうかはOpenNIのユーティリティniRegを -lオプションをつけて呼び出すことで確認できます。本モジュールの 名前が表示されていれば成功です。 なお、この手順をわかりやすく説明した記事をkaorun55さんに 書いていただきました。合わせて参照してください。 http://d.hatena.ne.jp/kaorun55/20110627/1309193339 2.3. アンインストール uninstall.batを実行してください。UACが有効になっている場合、 上と同様に「管理者として実行」してください。 3. 使い方 DepthノードとImageノードは何もしなくても自動的に動作します。 Userノードは設定XMLファイルに次のように<Query>を記述してください。 <OpenNI> ... <ProductionNodes> ... <Node type="User" name="User1"> <Query> <Name>MSRKinectUserSkeletonGenerator</Name> </Query> </Node> ... </ProductionNodes> </OpenNI> 4. ライセンス LICENSE.TXTを見てください。 Enjoy! Tomoto