本の出版からそろそろ一ヶ月になり、それなりに売れているようで、とてもありがたいことです。
新しいお話やフィードバックなどもちょこちょこもらっていて、「リリース後がスタートである」というサービスの面白さを感じている今日この頃。今回は、この本を作るにあたってやったことや感じたことをまとめてみた。
基本的な情報
1月に会社を変わって、割とすぐにKinectを使った研究開発の話がでた。Kinectの調査を進めているなかで、ひょんなことから本の話題が出てきた。
2月頃に本格的な話になり、MSの公式SDKに合わせて、リリースを5月中に設定したいということで、両者の思惑が一致した。
- 執筆人数:一人
- 執筆期間:1.5か月
- 脱稿:3月末
- 校正期間:1か月
- 出版準備:2週間
内容
もともと、OpenNI+NITEとopenFrameworksを入れようと思っていたが、時間の都合とopenFrameworksの現状から、OpenNI+NITEのみに専念した。専念するように舵を切ったのは3月中頃。
作業環境
管理
執筆時
編集者の方との連絡手段はメール。
データやタスクの管理はProjectLokcerのTrac+Gitで。とある筋から、過去にこんなのを使ってたという情報があったので。当時はSVNだったけど、ネットつながってない環境で作業することも考えられるのでGitにした。リポジトリの容量はデフォルトで500MB。メンバーをinviteすることで少しずつ増えて、最終的には1GBになっていた。といっても、どうも.gitの容量もカウントするのか、後半はフォルダ全体で500MBくらいだったのに、サイトの表示では900MB以上になっていたので、ヒヤヒヤもんだった。
校正
校正段階で容量が足りなくなってきたので、bitbucketに移動。bitbucketの魅力はなんと言っても、無料かつ容量無制限かつプライベートのリポジトリが作成可能であること。
Gitリポジトリをhgリポジトリに変換することは可能なので、履歴を全部hgに変換しbitbucketへ移動。
まとめ
こんな感じで、ぽろぽろ出してた情報は実はつながってるんだよーというお話でした。
この半年で今までにないノウハウが溜まったと同時に、他の人はどうしてるんだろう?という疑問も出てきたので、このあたりの知識の共有とか、交換をしたいなぁと思っていたり。
- 作者: 中村薫
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2011/05
- メディア: 単行本
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