ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Tracを可搬デバイスに入れて持ち運ぶ

あっちこっちで自分の Trac 環境を作ってると 仮想PCでもめんどくさくなってきたので、 Trac 自体を USB メモリなどの可搬デバイスに入れて持ち運べるようにした。
参考にしたのは下記サイト。
USBメモリでSubversionとTracを持ち歩く@Second Wave

環境

  • Windows XP Pro SP2
  • Trac Lightning 1.8.0
  • HD-PSG250U2-BK(インストール先)

注意

インストールした PC 以外で動かす場合は、%TRACPATH% を環境変数の PATH に追加した方がよいかも。


既に(TortoiseSVNではなく)Subversion がインストールされた環境で動かそうとすると TracLightningリポジトリにアクセスするときに Apache が落ちる。
ここにもトラブルシューティングとして載ってるが、環境変数の問題でもないらしい。
インストールされていた Subversion をアンインストールしたら動くようになった。

手順

より便利に使うために、あらかじめ「コントロールパネル」->「管理ツール」->「コンピュータの管理」->「ディスクの管理」でインストールする可搬デバイスのドライブレターを普段使用しないものに変更しておくと良さそう。

  1. Trac Lightning をダウンロードする
  2. インストーラを起動し、インストールフォルダを可搬デバイスにする(最後に再起動を促されるが無視する)
  3. スタートメニューに作成されたTracのショートカットをすべて可搬デバイス上にコピーする
  4. <インストールフォルダ>\TracLight\apache22\conf\httpd.conf の"Listen"と"ServerName :"の値を任意のポート番号に変更する
  5. コマンドプロンプトから実行」を実行する(ファイアーウォールがうんちゃら、が出たら許可する)
  6. http://localhost:(ポート番号)にアクセス


これで可搬デバイスを挿して、「コマンドプロンプトから実行」で起動すれば、どのPCでも使用できるようになった。


最近のTrac Lightning はどんどん見た目がきれいになっている。
しかもカレンダーとガントチャートがキレイに表示されるので、インストールの手軽さから redMine から一歩抜きん出たカンジかな。