ブログ@kaorun55

HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Windws で TracLight と既存の Apache との共存

TracTestLink との連携にあたって、Windows で TracLight + XAMPP + TestLink で試そうと思っています。


この時まず問題になるのが TracLight の Apache と XAMPP の Apache をサービスとして起動したときにApacheのサービス名とポート番号がぶつかることです。


回避のために参考にしたのがここ。
Windows上でTrac月とApacheを共存させる:にたまごほうれん草


※テスト環境は TracLightning-1.6.1 と XAMPP Windows 1.6.6a とします。
※以下の修正は自己責任で使用してください


サービスのインストール。

C:\TracLight\bin\install-service.bat を以下のように書き換えます

call setenv.bat

httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k install
httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k start

"ApacheForTrac" の部分に新しいサービス名を記述する。
参照先の

"Apache22"から始まる文字列だったときにエラーがでる

は今回のケースでは問題ないようです。
というか、"Apache22"から始まる文字列でも正常にインストールされたと思われたケースでも

Errors reported here must be corrected before the service can be started.

というメッセージが表示されていました。

この状態で「コントロールパネル|管理ツール|サービス」からサービスの一覧を見ると、サービス名が変更されたApacheがいると思います。

サービスのアンインストール

アンインストールも同様に
C:\TracLight\bin\uninstall-service.bat を以下のように書き換えます

call setenv.bat

httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k stop
httpd.exe -n "ApacheForTrac" -k uninstall

"ApacheForTrac" はインストールで設定したサービス名称です。


これを実行すると、サービスの一覧から該当サービスが消えます。

ポート番号の変更

ここまで出来ても恐らくサービスは起動していないのではないでしょうか?

これは既存の Apache と TracLight の Apache のポート番号がぶつかってしまっているためです。

ということで TracLight のポート番号を変えてみましょう。

ポート番号は C:\TracLight\apache22\conf\httpd.conf に書かれています。
このファイルを"80"で検索すると、

Listen 80

ServerName :80

の2つが見つかると思います。


この "80" を別の番号、たとえば "8080" に変更します。


変更が終わったら再度サービスをインストールしてください。

すると今度は正常に起動状態になると思います。

アクセスの確認

両方が正常に起動したところで確認してみましょう。

ローカルにインストールしていることを前提に、

http://localhost/

に、アクセスすると XAMPP のトップページが表示され、

http://localhost:8080/

に、アクセスすると TracLight のトップページが表示されたら成功です。



これでやっと TracTestLink の連携ができそうです:)