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HoloLensやKinectなどのDepthセンサーを中心に書いています。

Apple Vision Proの設定を見る - ペルソナ編

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の15日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

今日からは4回シリーズで「設定」についてまとめます。

  • 概要
  • 目と手のキャリブレーション
  • ペルソナ → 本記事はここ
  • Optic IDとパスコード

ペルソナ

ペルソナはApple Vision Pro内で作成、利用可能な自分のアバターです。自分自身をスキャンしてアバターを作成するため「リアルアバター」と言われます。

詳細な手順は記録ができないため、ここではドキュメントの紹介になります。

ペルソナを設定するにはOptic ID(虹彩認証)が必要で、こちらは明日記載します。

ペルソナを設定することで、ZoomやTeamsアプリでカメラをONにした場合にペルソナの映像を送ることができます。Apple Vision Proを装着していると、カメラで自分の顔を映すことができないので、ペルソナの顔が代わりに利用されます。

FaceTimeでも同じように利用でき、こちらはさらに空間にペルソナを呼び出し、相手が隣にいるようなコミュニケーションが可能です。

ドキュメント

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まとめ

簡単ではありますが、ペルソナの紹介です。 ペルソナはFaceTimeやShare Playでのアプリ共有というコミュニケーションの新しい形になっています。

一人では難しいですが、知り合いを見つけてぜひ試してみてください。

明日はOptic IDとパスコードについて記載します。

Apple Vision Proの設定を見る - 手と目のキャリブレーション編

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の14日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

今日からは4回シリーズで「設定」についてまとめます。

  • 概要
  • 目と手のキャリブレーション → 本記事はここ
  • ペルソナ
  • Optic IDとパスコード

手と目のキャリブレーション

設定より手と目のキャリブレーションを開始します。

手のキャリブレーションは1回、目のキャリブレーションは計3回行います。

手のキャリブレーションは、両手の指を開き前に出すことで実施します。

目のキャリブレーションは、最初にタップの練習をした後に、6個の点を見てタップする。という動作を3セット実施します。背景の色が黒から白になるので、瞳孔を閉めながら調整してるのですかね。

以上で手と目のキャリブレーションは終了です。

まとめ

日数使っていると装着の仕方が変わるのか、視線操作の精度が微妙に変わってくる時があるので、ちょっと視線操作精度が気になったらキャリブレーションしてみると改善されるかもです。

明日はペルソナについて書いてみます。

Apple Vision Proの設定を見る - 概要編

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の13日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

今日からは4回シリーズで「設定」についてまとめます。

明日は全体概要について、そのあとは特に重要な項目について紹介します。

  • 概要
  • 目と手のキャリブレーション
  • ペルソナ
  • Optic IDとパスコード

「設定」の概要

ホームより「設定」アプリを起動します。

iOSでは見慣れた項目が表示されます。

Apple Vision Pro 特有の項目としては下記があります

  • ピープル : ホームのピープル(FaceTimeで発信する画面)に表示される連絡先についての設定
  • 環境 : ホームの環境で変えられる設定
  • FaceTime : FaceTimeおよび共有機能であるSharePlayの設定
  • Persona : ペルソナ(リアルアバター)の設定
  • 視線と手 : 視線と手の再調整や、オプティカルインサートの設定
  • 認識と安全性 : 周囲の人の認識状況についての設定
  • Digital Crown : Digital Crownを回した時に、環境を変えるか、音量を変えるかの切り替え
  • Optic IDとパスコード : Optic ID(虹彩認証)及びパスコードの設定

まとめ

設定項目はiOSなどと似ているので、iPhoneなどを使っている場合にはわかりやすいですね。

明日からは下記の順で、Apple Vision Pro特有の設定項目についてみていきます。

  • 目と手のキャリブレーション
  • ペルソナ
  • Optic IDとパスコード

Apple Vision Pro のゲストモードについて

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の12日目です。

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12日目は、Apple Vision Pro を他の人に体験してもらうための設定であるゲストモードについて紹介します。

Apple Vision Proは虹彩認証やパスコードなどいくつかの認証がかかっています。そのため、他の人に体験してもらうには、この認証を突破する必要がありますが、パスコードなどを教えることはできません。

他の人にApple Vision Proを貸して装着する時は「ゲストモード」に切り替えて、手と目の設定を行って利用を開始します。

本日はこの手順についてまとめます。

ドキュメント

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ゲストモードへの変更手順

コントロールセンターから「ゲストユーザ」を選択します。

ゲストモードで起動可能なアプリを設定します。特定のアプリのみ利用可能にするか、すべてのアプリを利用可能にするか選択ができます。

「開始」ボタンを押したらApple Vision Proをゲストへ渡します。

このあとはゲストが装着してキャリブレーション、ゲストの体験となります。

一度ゲストが装着たあとにApple Vision Proを外すと通常モードに戻ります。再度ゲストモードにする場合には最初から操作を行います。

なお、ゲストにApple Vision Proに渡したあとはどのようが状態か外部では把握できないため、別途AirPlayで画面を共有しておくと便利です。

(以前までは、ゲストモード以降の画面にAirPlayの設定もありましたが、現在はなくなり、個別に設定するようです)

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ゲストモードのキャリブレーション

通常のキャリブレーションと同じように手と目のキャリブレーションを行います。終了するとゲストモードで利用可能になります。

手のキャリブレーション

目のキャリブレーション

まとめ

明日からは4回シリーズで「設定」についてまとめます。

明日は全体概要について、そのあとは特に重要な項目について紹介します。

  • 概要
  • 目と手のキャリブレーション
  • ペルソナ
  • 空間

Apple Vision Pro で空間写真、空間ビデオを見る・撮影する

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の11日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

11日目は、Apple Vision Pro の動作やアプリの記録で利用する、空間写真、空間ビデオについて紹介します。

Apple Vision Proの特長の一つである空間写真と空間ビデオ。前面にある2つのカメラの視差を利用して人の目の用に立体的に環境を記録、再生する機能です。通常の写真と比べて実寸のような形で表示もできるので、本当にそこに人がいるような感覚を得ることができます。

ドキュメントはこちら

Apple Vision Pro での撮影、表示

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空間写真、空間ビデオの撮影はiPhone 16シリーズとiPhone 15 Pro / Pro Maxでもできます(が、残念ながら立体的な表示はできません)。

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撮影方法

上部左のトップボタンを押して空間写真、空間ビデオの撮影モードに移動します。

空間の撮影モードでビデオと写真の切り替えができます。

撮影時にはもう一度トップボタンを押します。

閲覧方法

写真アプリで閲覧します。

左側のタブで「空間」を選択すると、空間写真と空間ビデオのみが表示されます。

空間写真を選択すると、いくつかのボタンがあります。

左上が空間的に表示するかどうか。規定でONになっており、OFFにすると通常の写真と同じ表示になります。

右上は空間モードへの移行です。このボタンを押すと次の画像の画面に遷移します。

右上のボタンを押すと表示される「イマーシブで見る」を押すと、空間モードでの閲覧になります。

空間ビデオの再生や停止、一覧に戻るなどのボタンは、空間ビデオの下部にあります。

通常の写真を空間に変える

Apple Vision Proの写真アプリでは通常の写真を空間写真にすることもできます。

通常の写真を開き、左上のボタンを押すと、空間写真に変換されます。

こちらが、空間写真に変換された写真です。画像だとわかりづらいですが、写真アプリの表示が空間モードに変わっています。

iPhone で空間写真と空間ビデオを撮影する

iPhoneでの空間写真および空間ビデオの撮影方法については、カメラアプリを起動して「空間」モードにするだけです。

写真とビデオの切り替えは空間モード内で行います。これで撮影するだけで、空間写真と空間ビデオになります。

まとめ

空間写真はいままでの写真と比較して、より一体感、より実寸感があります。iPhoneでも撮影ができるので、撮り溜めてみてください。

明日はゲストモードについて書きます。

Apple Vision Pro で画面キャプチャ、画面録画を行う

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の10日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

10日目は、Apple Vision Pro の動作やアプリの記録で利用する、画面キャプチャ、画面録画する方法について紹介します。

ドキュメント

基本こちらを読めば大丈夫。 support.apple.com

静止画の画面キャプチャ

Apple Visoin Pro上部左右のDigital Crownとトップボタンを同時に押すことで画面のキャプチャができます。

ドキュメントを見ると「Siri、スクリーンショットを撮って」でも撮影できるのですね。いつも両手でボタンを押していたので、今後はSiriも使っていきます。

動画での画面録画

動画での画面録画の手順について説明します。

画面録画の開始

コントロールセンターを開き「ビュー録画」を選択します。3カウントが始まり、録画が開始されます。

画面録画の停止

録画の停止はコントロールセンターまたは、コントロールセンターの詳細にある録画を開始するときにも利用した「ビュー録画」を選択します。

録画が終了すると動画は写真に保存され、それを「開く」か「削除」するか、そのまま「閉じる」か選択ができます。

地味に「削除」を間違えて押すことがあるので注意してください。削除された動画は「写真」アプリの「削除された項目」にあります。

パスワード入力時について

Apple Vision Pro内でパスワードを入力する際には、動画やAirPlayの表示はモザイクがかかって入力が見えないようになっています。

注意点として、iPhoneを併用している場合にiPhoneのFace IDが効かなくなります。この時にパスコードの入力を求められますが、この入力はモザイクがかかりません。パスコードが配信、録画される可能性がありますので注意が必要です。

回避策としては、Apple Vision Proのカメラ範囲外でパスコードを入力する、Apple Watchを併用してFace IDしなくてもロックを解除する。といった方法があります。

まとめ

キャプチャは何かと使うことが多いので覚えておくと良いでしょう。

注意点として、Apple Vision Proでの録画は周囲がボケるようになっています。アプリを開発してストアに登録する際の画像は、周囲がボケていないアセットを使う必要があります。これはReality Compser ProでApple Vision Proに接続して、そちらからキャプチャや録画を行います。

詳しくはこちらを参照してください。

developer.apple.com

明日はApple Vision Pro ならではの、空間フォト、空間ビデオについてです!

Apple Vision Pro にMacのディスプレイを表示する( Mac仮想ディスプレイ )

Apple Vision Pro Tips Advent Calendar 2024の9日目です。

カレンダーの記事一覧はこちら。

9日目は、Apple Vision Pro にMacのディスプレイを表示する Mac仮想ディスプレイ について紹介します。

Mac仮想ディスプレイとは

Mac仮想ディスプレイとは

Apple Vision Pro を、自分専用の持ち運び可能な Mac の 4K ディスプレイとして使用する 機能です。

Mac仮想ディスプレイを利用することで、

  • MacのディスプレイをApple Vision Proに表示する
    • 4K, ワイド、ウルトラワイド
  • Macのキーボード、トラックパッド、マウスなどでApple Vision Proのアプリも含めて操作できる

Mac仮想ディスプレイを使うには、前提として下記の設定を行います(ドキュメントより引用)。

  • 同じ Apple Account で両方のデバイスにサインインし、アカウントで 2 ファクタ認証をオンにします。
  • 両方のデバイスで iCloud キーチェーンをオンにします。Mac では、「システム設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」の順に選択し、「この Mac を同期」をオンにします。Apple Vision Pro では、「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「パスワードとキーチェーン」の順に選択し、「この Apple Vision Pro を同期」をオンにします。
  • 両方のデバイスで Wi-Fi と Bluetooth をオンにします。

support.apple.com

「パスワードとキーチェーン」は何らかのタイミングでOFFになり自分もハマったので、原因不明で接続ができない場合は念のため確認してみてください。

Mac仮想ディスプレイの接続手順

コントロールセンターの手前の画面から「Mac仮想ディスプレイ」を選択します。

接続が可能なMacの一覧が表示されるので選択します。

Macが仮想ディスプレイとして表示されます。

接続ができない状態の時は次のような画面になります。接続の前提設定を確認してください。

モードと解像度

仮想ディスプレイのモードごとの規定の解像度は次の通りです。解像度は設定からさらに高いものへ変更も可能です。

  • 標準: 2560x1440
  • ワイド: 3360x1440
  • ウルトラワイド: 5120x1440

標準

ワイド

ウルトラワイド

MacのキーボードなどでApple Vision Proのアプリを操作する

Mac仮想ディスプレイの状態では、Macのキーボードやトラックパッドを仮想ディスプレイの領域を超えて利用できます。これによってApple Vision Pro用のアプリの操作も可能になります。

まとめ

Mac仮想ディスプレイを利用することで、職場でも自宅でも移動中でも大きなスクリーンで作業できます。接続中はMacの画面は非表示になるので、覗き込まれる心配もありません。

ちなみに、この記事はこんな感じで書いてますw

明日は「画面キャプチャ、画面録画」の予定です!